萬松園で最高の360度景色を!
萬松園栄螺堂の特徴
てっぺんのさざえ堂から眺める絶景は感動的です。
天気が良い日に日本海を一望できる展望台です。
360度のパノラマ景色が広がる特別な場所です。
近隣が整備されたので非常に訪れやすくなって嬉しいです♪立派な建造物ですが、周囲の木がもっさりして景観は微妙。でも建築の経緯に意義がある建物だと思うので、これはこれでアリだなと思います。
萬松園栄螺堂は加賀市の温泉地・山代にあり、薬師山と呼ばれる丘の上に立つ珍しいらせん形の木造建築である。正式名称は萬松園栄螺堂(ばんしょうえん さざえどう)といい、木場潟や白山、日本海を望む展望施設として平成8年に完成した。だがこの螺旋堂が建つ薬師山こそ、かつて修行僧や学僧が集い、温泉の霊験と学問の聖地として栄えた「温泉寺」の跡地である。今では遊歩道が整備され、誰もが気軽に登れる場所となったが、その背後には千年の歴史と信仰の層が静かに折り重なっている。山代温泉の起こりについては、奈良時代に行基が白山信仰の霊鳥に導かれて発見したという伝承がある。これをもとに嘉永5年(1852)に描かれた『温泉寺縁起図』では、行基が湯を発見する場面や、後に明智光秀がこの地に逗留して湯治をした様子が記されている。中世には薬師山の頂に「薬王院温泉寺」が建てられ、白山五院の中でも随一とされた。寺の最盛期には七堂伽藍が立ち並び、朱塗りの山門と仁王門が温泉地を見守っていたという。温泉寺の中興を果たしたのが明覚上人である。明覚は11世紀末に活躍した高僧で、悉曇学(しったんがく)と呼ばれるインド古代語の発音理論に通じ、1093年に著した『反音作法』の中で日本語の五十音を整理した音図を示している。これが現存する最古級の五十音図の一つとされ、山代温泉は日本語の音の体系を可視化した「五十音図発祥の地」としても知られるようになった。現在、温泉寺から萬松園にかけて続く石段には「あいうえおの小径」という五十音順の陶板が埋め込まれ、明覚の学問的功績を歩きながら体感できるようになっている。栄螺堂はこの薬師山の頂に位置する。設計は金沢市の建築設計事務所によって行われ、平成8年(1996年)に完成した。構造は鉄骨と木造を併用し、二階建て、延床面積は約134平方メートル。外観は巻き貝の殻のような円筒形で、内部はらせん状の通路が上階へと導いている。会津若松のさざえ堂のような一方通行の二重らせん構造ではないが、登るにつれて視界が広がる感覚は独特である。建物の頂部は展望台となっており、そこからは北東に柴山潟と木場潟、晴天時には遠く白山連峰や日本海まで見渡せる。建物としては文化財指定を受けていないが、地域の自然と歴史を結ぶランドマークとして静かに存在感を放っている。萬松園一帯には他にも歴史の痕跡が残されている。栄螺堂へと続く遊歩道沿いには、かつての信仰に基づき四国八十八ヶ所を模した石仏が一定間隔で並べられている。これらは明治期以降、巡礼の代替として奉安されたと伝わる。数や配置には不明な点も多いが、現在でも苔むした石仏に手を合わせながら山道を歩く人の姿が見られる。薬師山の中腹には、明覚上人の供養塔と伝わる薬王院五輪塔が残っている。この五輪塔は石造遺構として室町時代前期の様式を持ち、1957年には国の重要文化財に指定された。高さは約180センチほどで、周囲を囲う石垣とともに厳かな空気を醸し出している。山代温泉の湯と学問の守り神として、今日まで静かにその役割を果たし続けてきた。薬師山のふもとには、和銅年間の創建と伝わる服部神社が鎮座している。祭神は天羽槌雄神と白山比咩大神で、山代温泉の産土神とされている。境内には杉の古木が茂り、毎年9月の八朔祭では大獅子舞が奉納される。また山代温泉は江戸期に再興された九谷焼の地でもあり、近隣には吉田屋窯跡やその展示館が整備されている。さらに近代には美食家・陶芸家の北大路魯山人が逗留し、彼の草庵「いろは草庵」は国の登録有形文化財として保存されている。このように萬松園栄螺堂は、ただの展望台ではなく、温泉地としての山代が持つ歴史の層、学問と信仰の記憶、そして周辺文化財との連関を体感できる場所に立っている。栄螺堂を目指して歩くとき、行基や明覚、あるいは明智光秀のように、この地に足跡を残した人々の思いが風景の中にふと重なって見えることがある。らせん階段を一歩ずつ登るごとに、過去から現在へと歴史をたどっていくような感覚に包まれる。その静かな体験こそが、この場所が持つ最大の魅力と言えるだろう。
見晴らしよく鞍掛山や白山が見える。眼下には山代温泉。
人気が無く静かです。建物もオシャレ。
静かな展望台 遊歩道が出来るのが楽しみすぎる。
山代温泉総湯駐車場の所から、山の上の栄螺堂まで、遊歩道の取り付けの工事をしています、400m ぐらいの木造の空中歩道です、さざえ堂 とは、緑水山の山頂に有る展望台す。
萬松園栄螺堂(ばんしょうえんさざえどう)といいます。山代温泉を見下ろすサザエの形(螺旋状)をした展望台です。
行くまでの道が狭いです。車でいけますが、すれ違いできません。お気をつけください。
てっぺんのさざえ堂からは山代温泉全体が眺められ、天気がよければ日本海が一望できる。道すがらの八十八ヶ所加賀霊場は四国の霊場になぞらえて感謝の意から造られたという。廃墟になったホテルもある(立入禁止)。
| 名前 |
萬松園栄螺堂 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0761-77-1144 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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一度登ってみては✨私は足が強くないので ここまで車で行きました。 あいうえおの杜の階段の上に行けます。 階段を登れなかったので 上からの景色が見れて嬉しかったです。