どんびき平の美、蛙の声。
中崎台湿原(どんびき平)の特徴
晴れた日は美しいリフレクションが楽しめる湿原です。
三ツ滝を越えた先に広がる溶岩台地が見どころです。
どんびきは蛙の産卵場所として知られる魅力的なスポットです。
池に張り出した木の枝には モリアオガエルの卵が鈴なりでした。
滝巡りしました。
湿地帯で、どんびき平とありました。三つ滝コースの長い方を選択しないと辿り着けません。なんやかやで2時間位歩いたけれど、なかなか行けない所に行けて満足です。1合目迄の道は急でしたが、その後はダラダラと歩きやすい道でした。
期待していなかったけどサプライズw晴れた日は映えスポットになりますね。
特に来る目的はなかったけど名前に惹かれてふらっと来た。そこには湿原があった。蛇口から出てくる水が凍ってトグロを巻いててどんびきした。
とても美しい湿原でした湿原は一周回れる様になっており美しいリフレクションを見る事が出来ましたどんびき平までは三ツ滝を越えて多少の登りがありますがつづら折りでそうきつくもなく、登りを過ぎればとても緩やかで歩きやすい溶岩台地ですあかがねとよ、からたに滝を見に通りましたが湿原の規模は小さいもののどんびき平の美しさが一番の見どころと思える程巌立、三ツ滝だけや、車道からあかがねとよ、からたに滝のみを見るだけではもったいない溶岩台地の森林の美しさと共に訪れてほしい場所です。
どんびき(蛙)の産卵する湿原とのことです広大な湿原が見れます。
| 名前 |
中崎台湿原(どんびき平) |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
|
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御嶽信仰の登拝口にあたる飛騨小坂の山中にある中崎台湿原は、「どんびき平」とも呼ばれ、蛙の鳴き声が満ちる静かな湿地である。江戸時代後期、飛騨側から御嶽山への登拝道が整備された際、小坂口はその起点のひとつとして重要な役割を担った。寛政年間には登山道の開削が進み、現在「一合目」の標識が立つこの湿原周辺は、登拝者にとって最初の休息地として意識された場所とされる。御嶽信仰が広まるなかで、飛騨側の登拝路は信者の往来で賑わい、この湿原の存在もその文脈で語られてきた。特に地域に残る伝承では、江戸時代前期に活躍した修行僧・円空がこの周辺で修行を行い、近隣の岩で座禅を組んだと伝えられる。三ツ滝近くにある岩場には、今も不動明王像が安置されており、往時の信仰の面影を今にとどめている。中崎台湿原は現在、岐阜県下呂市小坂町落合の山中に位置し、「小坂の滝めぐり」遊歩道の中ほどにあたる。溶岩で形成された平坦な台地の一角に広がっており、御嶽山の火山活動により流出した溶岩が現在の湿原の基盤を作ったとされる。地形的には水が滞留しやすく、透水性の低い溶岩層が地下に存在することにより、雨水が地中に染み込みにくい構造となっている。そのため、地表に水が溜まりやすく、池塘のような浅い水たまりが点在する。湿原は標高800m前後の高さにあり、周囲を樹林と断崖、そして複数の滝に囲まれている。湿原内部にはデリケートな生態系が広がっており、湿性植物や昆虫などが生息している。訪問者が直接踏み込まないよう木道が整備されており、湿地環境の保全が図られている。この湿原には「どんびき平」という通称がある。「どんびき」とは飛騨地方でヒキガエルを指す方言であり、初夏になると無数のヒキガエルが湿原に集まり、産卵のために大合唱を繰り広げる。周囲の静寂に響き渡るその鳴き声が、地元の人々には強い印象を残してきた。近年の俗語にある「ドン引き」とは全く無関係だが、この鳴き声の圧倒的な音量が平の名の由来となったとも伝えられる。湿原の形成背景とされる溶岩台地は、巌立峡と呼ばれる巨大な溶岩流断崖と繋がっている。巌立峡は、高さ約70m、幅100mを超える垂直の溶岩壁で、御嶽山の古い噴火活動の痕跡として知られている。中崎台湿原はこの巌立の上部にあたる台地の一角に広がっており、地質的にも連続性を持つ。また、湿原周辺には複数の滝が点在している。最も近い三ツ滝は、三段に分かれて流れ落ちる滝で、その滝壺の水は濃い緑色を呈しており、陽の光によってはエメラルド色にも見える。その近くにある「座禅岩」と呼ばれる岩には、不動明王像が祀られている。地域の伝承によれば、ここは円空が修行を行った場所ともされ、かつて信仰登山の道程にあって特別な意味を持っていたことがうかがえる。さらに奥に進むと、「あかがねとよ」と呼ばれる斜瀑が現れる。岩肌を滑るように細く長く流れ落ちるこの滝は、水量や季節により滝壺が現れたり消えたりする不思議な性質を持つ。さらにその先には、唐谷滝という柱状節理に囲まれた直瀑があり、晴天時には滝壺に虹がかかることもあるという。これらの滝もまた、御嶽火山の地質的な形成過程と強く関係しており、湿原を含めた一帯は火山活動の遺産としての側面を有している。御嶽山への登拝を担った飛騨側の信仰施設のひとつとしては、濁河温泉付近にある御嶽神社飛騨口里宮が挙げられる。この神社では、例年6月15日に山開きの神事が行われ、金蔵獅子舞などの伝統芸能が奉納されてきた。信仰登山の前に参詣し身を清める場所として機能しており、中崎台湿原を含む旧登山道の信仰的背景と連関している。現在の中崎台湿原は、文化財としての指定は受けていないものの、自然探勝路として整備され、木道や案内標識が設置されるなど環境保全と安全確保の措置が講じられている。往時の登拝者が歩いたであろう山道を辿りながら、この湿原に足を踏み入れると、火山が作り出した地形と、そこに根づいた信仰の記憶、そして自然の静けさが交錯する空間に身を置くことになる。こうした背景を持つ中崎台湿原は、ただの自然湿地ではなく、火山と人とが交差した歴史の場として、静かにその記憶を湛えている。