龍子城跡で歴史を感じる。
龍子山城(松岡城)跡の特徴
二重の川に守られた、歴史ある山城の跡です。
室町時代から幕末まで用いられた貴重な文化遺産です。
松岡城跡と呼ばれる場所には重要な井戸があります。
室町時代から幕末まで断続的に用いられたとされている城で、山城に始まり麓の平山城に改築されたと見られています。19世紀初頭の城主、中山信敬の頃に整備されたと思われる城下町の、雰囲気を残すお屋敷通りや麓の水堀などは見どころと言えます。やはり麓にある居館部分までは探索し易いですが、山城部分は思いの外広く、主郭周辺を彷徨いたものの横堀や堀切といった遺構を見つけるに至らないなど、把握出来ない有様でした。この城の築城年代は定かではありませんが、室町時代、上杉禅秀の乱で佐竹氏とともに戦功あった地頭大塚貞成が城主になり、大塚氏の頃に竜子山城は山城として築かれたと見られているようです。その後大塚氏は岩城氏に攻められて落城し、従属することになったと言われています。しかし江戸時代に入る頃には大塚氏は常陸国を去り、一旦廃城になった様です。17世紀中頃に水戸藩付家老の中山信政が入城し、以降は中山氏の所領であり、断続的ながら中山氏の居城として幕末まで用いられた様です。
山の入口にある案内板の地図を参考に見てきました。古井戸以外は現存していないようですが、とても雰囲気があり、当時を想像しながら楽しむ事が出来ました。👍ただ、結構泥濘が多くて歩くのが大変なので、行かれる際は長靴の方が良いかも⁉️
龍子城とも呼ばれる松岡城跡。松岡藩の遺構は殆んど残っていませんが、地元ではそれを活用しようとしているみたいです。
井戸以外は見処がないと思います。
名前 |
龍子山城(松岡城)跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

2022/8/21二重の川にまず守られている。陣屋跡の小学校を越えて、登城口に至るとまず、水堀と複雑な虎口に感動。虎口を抜けると広い御殿跡。更に進むと、豪快な堀切か切通しを越え、2、3の曲輪を通って主郭前の土塁に。ここまでの通路は折れ曲がり、かなり複雑。主郭はなかなか広く、奥から二郭に行けるが、間には空堀がある。冬に来ればもっと楽しくゆっくり探索できそう。