江戸の庄屋、隠岐の歴史探訪。
佐々木家住宅の特徴
国指定重要文化財に指定された江戸時代の庄屋の居宅です。
重要文化財ならではの杉皮葺き石置き屋根や隠岐造の特徴が体感できます。
風がよく通り、三つの戸口のある広々とした歴史を感じる住宅です。
佐々木家は代々地元の庄屋をつとめた家系です。この住宅は、1836年(天保7)に建てられ、終戦前後までは佐々木家の方が居住されていました。家人の島外への転居後は西郷町の所有となり、その後数回の修復が加えられ現在に至っています。このような建物が後世に残されたことは慶賀すべきことですが旧家が故郷を離れる、ということは余程のことと思われます。そういえば、鎌倉時代初期より対馬を治めた宗氏も巨大な墳墓を残したまま故郷を後にしています。また、起源を西暦1200年前後に持つ琉球王朝の尚氏もまた維新後、東京に居を移しています。司馬遼太郎氏は著書「坂の上の雲」の中でこう書かれています。★徳川300年は江戸に将軍がいるとはいえ、三百諸侯が地方地方にそれぞれの小政権を持ち、城下町を充実し、そこを政治・経済・文化の中心たらしめていた。が、それが、明治4年の廃藩置県でにわかに崩れ、日本は東京政府を中心とする中央集権制になった。★要するに東京に国家機能を集中しすぎた、ということを述べられたのだと思います。このため地方は人を留める魅力(教育、収入面など)を徐々に失っていったのでしょう。事実僻地を旅してみると廃屋の多いことに気づきますが、これもこの明治政府の政策に起因した問題と思われます。ところで、過疎化の進む島嶼には必ずと言っていいほど「密入国者」に注意喚起を促す看板があります。近年のきな臭い世情を鑑みると、あながちこれらは杞憂ではないように思われます。
ガイドの方の熱中症予防のため、夏の間は、付いて回りながらの積極的な説明は控えている。とのことでしたが、それでも充分な解説をいただきました。裏にある井戸の水も冷たくて美味しい。
江戸時代の庄屋の居宅を保存した住宅です、内部を見るには300円必要です、ガイドのおじさんが細かく親切説明してくれます、ややくどいかな(笑)
時間が無くて外観のみです。
勉強になりました。11月30日までの見学だったので、29日の訪問はラッキーでした。60代の女性の案内でした。丁寧にわかりやすく、質問にも十分説明いただきました。別れ際には、手をふって見送っていただきました❗「隠岐の島大好き」になりました☀️
杉皮葺き石置き屋根、切妻造平入りで、その玄関が3つあり、鍵型に奥の間がある隠岐造の特徴的な民家。天保7年(1836年)の建築。遠祖に佐々木高綱。佐々木氏が構築とされる宮田城も比較的近くにあります。見晴らしの良い高台にあり、島後の東側の海が見渡せます。
広くて、風が良く通る気持ちいい建物です。拝観料300円也ですが、非常に丁寧な解説をいただき、良く理解できました。大事にしたい建物です。
杉の皮で屋根を葺いた文化財らしいですが、2022年4月1日現在修復作業中で公開されていません。おかげでこれから使う杉の皮がトラックに積まれていて間近で見られましたが。
日曜の15時前に到着した。先客の家族が受付で待っており、担当者は先々客のガイドをしていて、他に担当者はおらず、ガイドする声が聞こえてくるばかりで、少し待ったが、6人家族と一緒にガイドされるのもどうかと思ったので観ずに帰りました。
名前 |
佐々木家住宅 |
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ジャンル |
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電話番号 |
08512-2-1290 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.9 |
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重文にしていいのでは?屋根とか見たらキュンキュンしますよ。1836年に建てられたまんま残ってますからね。説明もすっごく丁寧で、よくわかりました。駐車場もあります。超穴場な本物のスポット。皇室の方もいらっしゃった写真がありました。案内して下さったおじいさん、いつまでもお元気で!!