キツイけど楽しい!
乙文殊宮の特徴
文殊菩薩を祀る神社として有名です。
上宮へは綱をつたっての登山が必要です。
通称落書き堂として親しまれています。
下宮と上宮はお世話されていて、人の手が入っています。下宮には御守りや祈祷木札、ご記帳も備え付けてあります。上宮への参道は最初の段差が大きいですが、程なくして山道としては丸太や楔、ロープで整備してくださっているので歩き易くなります。(歩きやすく滑らない靴が望ましい)惨状の痕跡を見ながらの登山道です。下宮の下に隣接する文珠院は荒廃していて、薮が生い茂っているので立ち並ぶ仏像の側には行けませんでした。中にはもちろん入れませんので御不動様は未確認です。写真撮影はばかられましたので撮っていません。
下宮はすぐそばですが上宮は綱をつたっていくので、登山靴を履くことをおすすめします。しかし、受験にもご利益があるということですので、頑張って下さい。
上宮に行くのはめちゃめちゃキツイから、行く人はファイト💪
通称落書き堂。建物に願い事を直接書き込みする珍しい神社だそうです。(與止日女神社の案内写真より)
名前 |
乙文殊宮 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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現在では文殊菩薩を祀る神社として知られていますが、”神社なのに菩薩?”と疑問に思う方もいるでしょう。神仏習合する前はヨドヒメの妹を祀っていました。ヨドヒメは近くにある興止日女神社で祀られています。乙文殊宮の御神体は巨石であり、この巨石の下は人が潜ることが出来て、3本の道が合流する場所です。興止日女神社の御神体も巨石です。山奥にあって不便な場所にある神社にわざわざお参りに来てもらうために、祭神を学問の仏様ということにしたのでしょう。実際、合格祈願の落書きが上宮の神殿にたくさんあるのを見ると、悪くはない選択だったのかもしれません。”それでヨドヒメとはどんな人か?”と疑問に思ったことでしょう。手短に述べれば、ヨドヒメは魏帝国に倭の邪馬台国と称された国の女王だと考えられます。ヨドヒメとその妹は、記紀に載る”景行天皇による土蜘蛛征伐”をうけて、それぞれ興止日女神社の御神体のある場所、乙文殊宮の御神体がある場所で討たれたか、自害されたのでしょう。落書き神社として有名らしいですが、慰霊の神社なので、あまり失礼なことはしないように。