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里道を辿ると、そこにはやや新しいお寺さんがあり、その参道の入り口に江戸時代の供養塔5基と中世の板碑ご1基移設されている。板碑については風化が激しく梵字の種子も読み取れない。ニ条の沈線だけがはっきりしている。村の元区長さんによれば、近くの畑の一角にあって、圃場整備の支障となるため現地点に移設したとのこと。これだけは別格の文化財として集落で大事に管理してほしい。残り5基の供養塔群は2基が十九夜如意輪観音で村の女性たちが建立したもの。1基が庚申供養塔でおそらく男性たちが建てたもの。残り一つは湯殿山供養塔で、たぶん村中で無尽講があり、村代表の何人かがお籠りの後に湯殿山に参拝した記念碑であろう。最後の残りが阿弥陀如来ではないかと思われるが、風化が進んでいて判然としない。これらの供養塔群から離れてお寺の近くにあるのが阿弥陀如来像塔と2基の供養塔。これらは江戸時代のものと思われる。お寺を新築すると、意味のわからない供養塔などは魂抜きの作法をした後に廃棄されたりすることが多い中、村の中でしっかり保護していかれることを祈ります。