神功皇后ゆかりの鏡山へ。
鏡山大神社の特徴
長い石段を登ると、荘厳な雰囲気が広がる神社です。
仲哀天皇と神功皇后伝承地として名高い場所です。
万葉集にも詠まれた由緒ある鏡山の神社です。
古墳の上に、建っているようです。
青銅製なのか緑青が浮いた第一鳥居をくぐると、奥に第二鳥居があり、神社へと昇るながーい階段が現れます。第二鳥居の傍には、見たことのない造形の狛犬がお出迎えしてくれます。狛犬は顔が横に広くデフォルメされているので、とっても愛らしいフォルムとなっています。普通の狛犬は玉を前足で押さえるか、大きめの玉に両前足を乗せるのですが、ココの右側の狛犬は玉の上に載ってたら、前方向に転んでしまった!みたいな玉から落ちてのけぞったポーズになっています。遠目には魚に見えていたくらい、珍しい狛犬です。本殿へは164段のとっても急な石段があり、まあまあ足腰に来ます。境内はきれいに掃除されており、木漏れ日がさわやかな印象でした。ここまで来て気付きましたが、本殿ウラに境内まで続く道があり、自動車が停められる駐車場も完備されていたのを見て、思いっきり疲れが出ましたね。ウラの道はGoogleに出てこないので、次回は探索してみようと思います。
鏡山を詠んだ万葉歌について歌枕の世界で「鏡山」といえば、まず滋賀県竜王町の鏡山が思い浮かぶ。中仙道の宿場町で、都にも近いことから多くの旅人が行き交い、歌詠みポイントとなっていたようだ。次に思いつくのは佐賀県唐津の鏡山。佐用姫の領巾振(ひれふり)伝説で有名。源氏物語では玉蔓に結婚を迫る大夫監が送った田舎びた歌に登場。さて、福岡県香春町の鏡山はどうなんだろうか。万葉集には4首ほど収録されており、多分三つの鏡山うちで一番古い歌枕であろう。万葉集では奈良時代の河内王と手持女王の恋の歌が詠まれている。現地の案内板にも「恋の里・鏡山」記されていた。ところが万葉集以降にこの地を詠んだ歌に出会ったことがない。(探せていないだけであるが)もともとは神功皇后が三韓征伐の成功を祈願した時に用いた鏡をこの地の山に奉じたことから、その山が鏡山と呼ばれるようになったという由緒深い歴史があるのだが、どうもその後は都の歌人たちから忘れ去られたようだ。こんな鏡山を詠んだ万葉歌「梓弓 引き豊国の 鏡山 見ず久ならば 恋しけむかも」「大君の 和魂あへや 豊国の 鏡の山を 宮と定むる」(手持女王)「豊国の 鏡の山の 岩戸立て 隠りにけらし 待てど来まさず」(手持女王)「岩戸破る 手力もがも 手弱き 女にしあれば すべの知らなく」(手持女王)鏡山大神社の左手に続く丘陵地に手持王女の墓がある。
御朱印は、有るの、だろうか?
旧街道、王墓、神社の3点同時に史跡を観れるので良かった。
平地の中にぽつんと一つある小高い山の上にあり、階段上りはちょっとした運動になる。登ると社殿があるのだが、由緒のある神社のような作りではなくコンクリート造の間に合わせのような社殿でしかない。結構長い階段を上っている間は立派な神社があるのかなと思うだけに拍子抜け。社殿の扉は開かれておらず、それどころか賽銭箱すらなく、社殿の扉(サッシの引き戸)にあいた新聞受けの穴の中に賽銭を落とす感じでお参りすることになる。落とし入れた賽銭は社殿内部の床に散らばっており、なんだかちゃんと管理されているのだろうか?という疑問を感じずにいられない。由緒はあるようだが、完全に名前負け。
鏡の山!ロマンチックです!
神功皇后ゆかりの神社です。鏡を使った祭祀の伝承が残っています。西隣には古墳があります。
鏡の山!ロマンチックです!
名前 |
鏡山大神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
4.2 |
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まっすぐ一直線の階段をひたすら登ります。KBC TVのポスターの場所にもなってましたね。いいところです!