亀塚公園の珍しい石碑と古墳跡。
亀塚(亀山碑)【東京都指定史跡】の特徴
大名が設置した珍しい石碑が特徴的な史跡です。
亀塚公園内に位置し、穏やかな雰囲気を楽しめます。
一帯は済海寺の境内で、歴史的な背景があります。
東海道の道が海岸沿いにあった江戸時代には、西方面のこのあたりは台地として切り立っているので高台に大名屋敷やお寺があったようですが、こちらは現在は穏やかな公園の一角にあります、古墳の跡です。頂きまで階段があり登ることができます。周囲は木々が生い茂り、景色の良さはありませんが、すぐ下には東海道を通る旅人の道中の安全を見守った八幡様もあったりと、今の港区では珍しい歴史を感じさせる場所なので、ゆったり歩かれると楽しいと思います。
高台にありますが、ここに居ると感じません。周りとは違い緑が多く落ち着きます。ホッとひと息つける場所です。文化財を大切にしましょう!
亀塚公園の奥に樹木が生い茂った小山があります。小山を登ると「亀塚」「旧華頂宮邸跡」などの史跡があります。
一帯はもと済海寺の境内で、その南半分を正保4年(1647)に出羽上山城主土岐家が拝領。現在は公園地として親子の姿がたくさん見られます。ここは『更科日記』の竹芝寺の故地と伝わり、また塚上にあった亀石の由来を伝えるために土岐頼煕が「亀山碑」碑を建立している。また塚は古墳であったともいう(港区遺跡番号 57 )。都史跡。・龜山碑 寛延庚午(3年=1750) 沼田城主土岐頼熙誌 關思恭書[臥11090]
| 名前 |
亀塚(亀山碑)【東京都指定史跡】 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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大名が自ら邸内に設置した珍しい石碑。説明を読むに土岐頼煕は文学の才能を有していたのと同時に歴史マニア的な部分があったのだろう。数百年を経て現代に名を残すことに成功したので、本人も喜んでいるのではないだろうか。亀塚そのものは古墳の可能性は高くはないようだが、ハッキリさせずに夢のある話として残しておいた方が良いと思われる。