大牟田駅近くの高台に鎮座する宮坂乙宮神社。
乙宮神社の特徴
大牟田駅から南東に1.3km、アクセスも良好です。
宮坂町の高台にあり、絶景を楽しめます。
住宅街の中に位置する、穏やかな神社です。
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名前 |
乙宮神社 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
3.8 |
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宮坂乙宮神社は、大牟田駅の南東1.3kmほどの宮坂町の高台の住宅街に鎮座している神社です。由緒は不詳です。黒っぽい鳥居は、明治33年の建立です。社殿は、鉄筋コンクリート製の立派な建物です。御神体として祀られている石殿は、筑後の石工藤原助継の遺品で、凝灰岩製で塔身と屋根部から成っています。塔身(殿部)の正面に直垂、長袴姿の神像があり、両側には侍者の坐像が刻まれています。屋根は切妻造につくり、軒に2列のたるき、棟に勝男木、棟の押木の先端には獅噛を刻んでいます。妻には懸魚をつくる等、建物を摸した作風は助継得意のもので、重要文化財風浪宮五重石塔等に見られます。背面に銘文があり、「奉造立 彦山第一之護法筑後国三池南郷藤田村 願主藤原経躬 大工藤原助継 貞和七年(1351)辛卯二月敬白」とあります。彦山護法とは、彦山の四至を守る狩込護法、柏木護法、天合護法等で、彦山の第二祖忍辱上人の出家以前の姿を狩込護法として第一においたものです。彦山の氏子が広がる肥前・筑後の代表的遺品として宗教史的にも貴重です。助継の作品は、大牟田市の宮原天満宮に2基、藤田天満宮、普光寺、乙宮神社にそれぞれ1基、大川市風浪宮の五重塔の他、熊本県荒尾市三宮八幡宮の四仏塔、熊本市諏訪神社の笠塔婆、熊本県南関町阿蘇神社の三重石塔があり、南北朝期にこの地で活躍した名工です。