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名前 |
名号塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
羽黒神社の参道を出て右に進み、武蔵丘短大のすぐ前にある。市野川の土手に登る小道の左側にひっそりと建つ石塔である。正面に「南無阿弥陀佛」と刻まれている。現在は横見郡という地名は無くなり吉見町となったが、かつてこの地は横見郡吉見といわれた。この小道を少し進むとすぐ市野川に架かる流川橋(現在は流失して存在しないが橋の基礎部分は残っている)に出た。その橋を渡ると武州松山の新宿で、八王子街道や鎌倉に続く道があった。流川橋の使命はとっくに終え、橋が架かっていた所に石の欄干の基礎が残っているのみである。二十年程前まで50m程下流に木造の冠水橋が架かっていたが、その橋も台風の際流されてしまい橋脚だけが残っている。この名号塔は「南無阿弥陀佛」の念仏を唱え旅する時代を想起させる貴重な遺跡になっている。現在はこの道を散歩する人も少ない。