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名前 |
阿弥陀種子板碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
妙徳山神積寺の境内下、長寿地蔵さまの建屋がある奥手に、けっこう大きめの板碑と説明板があります。県指定文化財でもあり中央に大きな種子(梵字)・キリークが彫られています。説明板にもありますが、キリークは阿弥陀如来を示す梵字でダイナミックに美しく精密に彫られています。また板碑の下に銘文が彫られているのですが、後堀河天皇の皇后である三条 有子(院号宣下後は安喜門院)が崩御された後の百か日供養の為に造立されたと碑の下側に書かれているとのことですが、文字が埋もれているのか、よく読み取れませんでした。歴史上の人物をよく知る方ならご存知の通り、後堀河天皇は在位12年23歳の若さで崩御されますが皇后は80歳まで生きられました。この場所に板碑が造立されたのには神積寺が天皇の勅願寺の一つであったこともあるでしょうが当時の寺の力の誇示も兼ねていたのではないかという考え方も出来てしまう歴史スポットです。