千代川を望む用瀬宿の旅。
昔の旅人になったつもりで千代川と因美線を右手に見ながら鷹狩から歩いて用瀬宿に入ります。線路踏み切りを渡り、直ぐ左手に「用瀬番所跡」の石碑が立っています。石碑に(上方往来用瀬宿)とあります。用瀬宿は江戸時代の参勤交代においての休憩地で因幡街道が通ります。700人前後の行列がお昼前に番所跡の前を通りました。一本松も迎えたことでしょう。もちろん用瀬の役人や住人も迎えます。用瀬宿の街道沿いの町並み、豊富な水が縦横に流れる用水路、小高い地に鎮座の神社仏閣、全ての建物が周りの自然と山々に包まれて、実に穏やかに存在します。「用瀬番所跡」は今現在の様子と過ぎし日の江戸時代の絵巻物世界とを後世へと伝えます。さあ、旅を続けて川中の鳥居野に向かい今宿は智頭宿です。
名前 |
用瀬番所跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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鳥取市用瀬町の因美線踏切のそばに〔用瀬番所跡〕の碑が建っている。上方往来用瀬宿 番所跡鳥取藩領域警護のためここに番所が置かれたのは幕末・慶応元年(1865)のこと、明治4年(1871)11月まで続いたという。芭蕉句碑が建っている。寛政9年(1797)7月25日建立。青車と有隣の建立か?夏来てもたゞ一つ葉の一つかな 芭蕉翁少し東側に〔愛宕山公園〕に上がる道があり、その途中に〔茶揉み唄の碑〕が建っている。昭和60年(1985)4月に建てられた碑。♫もんでのばして色さへよけりゃどこへ行きてもお茶師さま♫蒸した茶を焙炉(ほいろ)で揉みながら乾燥させるときに歌われたという。