日本航空123便生存者の地。
スゲノ沢の特徴
山道を進むことで感じる歴史の重みが魅力です。
日本航空123便墜落事故の生存者が発見された場所です。
記念碑が立ち、訪れた人々に語りかけるスポットです。
1985年(昭和60年)8月12日 18時56分に起きた日本航空123便墜落事故の生存者4名が発見された場所です。墜落後に飛行機の胴体が前部分と後部分の2つに分かれた際、後部分が御巣鷹の尾根からここスゲノ沢まで滑り落ちました。胴体前部分に比べ少ない衝撃、そして火災がほとんど無かったためご遺体の損傷は激しくなく身元も確認できるものばかりだったようです。それでも生存者が4名しかいなかったと思うとすさまじい事故だったという事が分かります。あの日携わった上野村の消防隊員のみなさま、そして警察官、自衛隊のみなさま、本当にありがとうございました。
名前 |
スゲノ沢 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
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駐車場から山道へと入っていきました。山道は頑丈な手すりや足場が設けられていて、安心して進むことができるようになっていました。名前のとおりでとてもきれいな沢が流れていて見ていて癒されました。しかしながらある程度山道を進むとその雰囲気がぐっと変わりました。数えきれない凄まじい数の墓標が建てられていたからです。墓標には亡くなられた方の名前と当時の年齢が記されていて、家族で123便に搭乗していて事故に巻き込まれたのだろうと思われる方も見られました。周辺には電気など照明器具はまったく無いようだったので役場の方がお話していた「山に入る時には明るくなってから。下山をするのは暗くなる前に」ということに納得してしまいました。下山をしていると花と水を持って山道を上がってくる方達と遭遇しました。墓標の周辺を掃除されているようだったので遺族の方か関係者の方だったのかもしれません。123便が墜落した時にスゲノ沢にはバラバラになった機体や亡くなられた方で溢れていたそうです。そんな絶望的な状態で生存者として発見された方はスゲノ沢で発見されています。この方達は機体の後部に座っていたことで墜落の衝撃で分解した時には後部が気をなぎ倒しながら斜面を滑落していきました。これによって墜落の直後に発生した火災に巻き込まれることがなく、生存することができたのでした。