白鹿権現の神秘、頭蓋骨の祭場。
白鹿権現の特徴
約30mの崖を鎖で登る冒険が待っています、独自の文化を体験してください。
洞窟に奉納された無数の鹿や猪の頭蓋骨が見どころで、祭祀場としての歴史を感じます。
県指定無形文化財の風流杖踊りが毎年8月に復活し、伝統を次世代に受け継いでいます。
私がお参りさせて頂いている間も谷間に猟銃の音が響き、撃っている猟師さんや撃たれている獣の気持ちになって時間を過ごしました。地元の猟師さんたちの獲物への感謝と鎮魂の祈りが込められた場所だと思います。人間の根源的な信仰について考える機会となりました。
周辺はシシ権現洞穴遺跡と言われる場所らしい。石塔などは鎌倉時代のものとされ、平安時代にはすでにこの場所が祀られていたらしいです。鎖場は数人で登るときは細かい落石などもあるため注意が必要です。
山道獣道が多い為に軽自動車で行く事と、崖登り用のゴム付き軍手持参をお勧めします。私はゴルフ用のスパイクシューズで行きました。苔もあり滑りやすい箇所もありながら、洞窟に辿り着けば圧巻の光景でした。ただただ、行って良かった。
白鹿権現(ししごんげん)は、地元の漁師さん達が仕留めた猪や鹿などの頭蓋骨や骨を奉納し、猟の豊作を祈るパワースポットです。かつてテレビのバラエティー番組でも取り上げられた事がありました。ここの直下には熊野神社がありますので、ここも聖域なのは言うまでもございません。大分県などの九州地方に所在する道の駅の売店には、鹿肉や猪肉などが販売されている所が非常に多いので、やはりジビエが身近な食材なのには間違いないでしょう。道すがら猟銃の撃ちがら薬莢が何個か落ちていて目に入りました。投稿する他の皆さんの言うとおり、ここに来るためには、複数の鎖場とガレ場を踏破しなければならないので、登山靴や皮製などの手袋、さらには登る岩場が所々風化して崩れ易くなっている箇所があるので、落石対策としてヘルメットも必要なのかも知れません。岩場は水分があると、とても滑り易いので細心の注意が必要です。ここへアタックするためには、熊野神社の北側にある北側鳥居から入山すると良いでしょう。もちろん直下の熊野神社にも参拝する事をお忘れなく。
ほぼ垂直の鎖場を何ヵ所か登った先にあります。距離的にはそこまでないのですが、鎖場が結構大変。しかし、上まであがって、不思議なパワーをもらい、無事に地上に降りた時の感動は、ずっと忘れないでしょう。
約30mぐらいの崖を鎖を使って登ったところに洞窟があり、無数の鹿や猪の頭蓋骨が奉納されています。猟師が山の神様に獲物を供え、命を頂くことの感謝と猟の安全を祈願しているものと思われます。一見すると恐ろしげな光景ですが、原始的で素朴な信仰心が伺えます。洞窟の奥には石の祠があります。慎んで般若心経を奏上しました。
Googleマップで鳥居の入口まで車で行けます鳥居から登攀しながら10〜15分くらいで到着それなりに危険ですが、独自の文化を体験出来ます。
Googleマップで鳥居の入口まで車で行けます鳥居から登攀しながら10〜15分くらいで到着それなりに危険ですが、独自の文化を体験出来ます。
山奥にひっそりと存在します。非日常を体験出来る場所です。
| 名前 |
白鹿権現 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 評価 |
4.8 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
猟師さんによって猪と鹿の頭蓋骨が多く祭ってある祭場です。たどり着くまでが大変ですが、鎖場に慣れている方はスポーツサンダルでも登れます。ただ、上部は粘土質の土のため雨などで濡れていると滑りやすく、滑ると下まで滑落すると思います。あと東側から橋を渡った方がアクセスが簡単です。