歴史と神秘の清祀殿。
清祀殿の特徴
古代宇佐八幡宮に奉納された宝鏡の製錬鋳造の地です。
香春岳で採掘された銅を用いた御神鏡の歴史が息づいています。
北部九州を一望できる香春岳の国見の絶景スポットです。
福岡県田川郡香春町にある清祀殿(せいしでん)は、歴史と神秘に満ちたスポットです。JR採銅所駅から徒歩約15分の場所に位置し、古代からこの地で採掘された銅を用いて宇佐神宮の御神鏡が鋳造されたと伝えられています。「清祀殿」という名称は、「清らかで荘厳な家屋」を意味し、完成した神鏡を安置するための「御床石」も必見です。 この場所は、奈良時代の8世紀初頭から宇佐神宮への御神鏡鋳造が行われ、奈良(碓井町?)の大仏鋳造にも貢献したとされています。周囲には、神聖な祭祀が行われていた「神間歩(かんまぶ)」や、香春三ノ岳の神を祀る「古宮八幡神社」など、歴史的なスポットが点在しています。特に、古宮八幡神社で毎年4月末に行われる神幸祭では、杉の葉で葺かれた全国的にも珍しい神輿が登場し、福岡県指定無形民俗文化財に指定されています。清祀殿を訪れることで、古代から続く神聖な歴史と文化を肌で感じることができるでしょう。静寂な環境の中で、悠久の時を超えた日本の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
古代に宇佐八幡宮に奉納された宝鏡を製錬鋳造したところ。
「清祀殿遺跡」とあって、現存する社殿は清祀殿そのものではないらしい。元は宇佐放生会に奉納する銅鏡を製造する工場で、一面土間であったという。豊比咩社(古宮八幡宮)に附属する施設にしては離れており、でも車で移動するには近く駐車場もない微妙な位置にあるのは、銅を採掘した神間歩の近くに設置する必要があったのであろう。田川に在すだけに、神紋は鷹羽。高木神、英彦山との繋がりを彷彿とさせる。この違い鷹羽は、阿蘇氏の家紋でもあったような。
香春岳は本当に北部九州が一望できる国見の場所ですね。古代より栄えていたことが偲ばれますね。
香春岳で採掘された銅はこの辺で御神鏡として鋳造され宇佐に奉納された。御祭神天照大神当時の人々が汗を流す姿が目に浮かびそうだ。ここまで来ると代表的な当時の坑道跡になるのだろう神間歩まで近い。
| 名前 |
清祀殿 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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現地の方のお話を伺うことができました。銅の製錬所跡が今尚こうして残していること自体が尊い!