吉備津神社城郭の極みへ。
備後亀寿山城跡の特徴
急峻な尾根上に点在する独立郭のエリアが特徴的です。
吉備津神社城郭群の最南端に位置する城跡です。
尾根上からの風景が壮大で、訪れる価値があります。
中須の集会所や新市神社の方から何度か登りましたが、辿り着けず、安養寺から登ると見つけやすいです。頂上まで登ると「ここに城があったのかな」という開けた場所があります。亀寿山城の説明の看板は頂上手前の開けた道をいくと急に手すりと民家(石槌神社)のようなものが現れ、手すりを通り裏側へいくと説明看板と二の丸のあった所と知ることができます。自分は長らく亀寿山城跡を目指していましたし、急に道を隔てて現れる石槌神社にも感動しました。
相方城跡に登ったあと、こちらにも来てみました。何もありません。
吉備津神社城郭郡中で一番南に位置する城になります。北は谷を挟んで櫻山城、北西は堀切で区切られた尾根続きで鳶尾山城とつながっています。かなり大規模な城で、広い山中全域に小規模な郭が、ひしめきあっています。恐らく、櫻山城築城期は、小規模な砦であったのが、宮兼信の支配下になった時代のころに、今の様に大規模に拡大していったのだと考えます。その頃になると、櫻山城の支城という位置づけと意味合いが異なり、共に隣接した本城して機能していたのではないかと想像しています。
名前 |
備後亀寿山城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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正に砦群といった様子で、急峻で八方に広がる尾根上に独立郭のエリアが点在しています。見どころは主郭と二郭の間の土橋&堀切と主郭部南東の岩で出来た二重堀切。また、新市神社のある南東尾根の独立郭はU字谷になっており、谷内に城館があったのではと想像され、中世初期の山城として結構見どころのある登りやすい良い城だと思います。