岡山駅近くの桜古木神社。
法隋稲荷大明王の特徴
岡山駅近くにひっそりと佇む小神社です。
昭和60年に建てられた由来看板が境内にあります。
都市化に逆らわず残された神社の良さを感じます。
平日早朝訪問。かわいい狛犬が迎えてくれます。
2021年1月訪問.路地の片隅に唐突にある神社.岡山駅近辺にはこういう小神社が点々とあります.都市化が進んでもこういうのを取り壊さないところに余裕というかよさを感じます.
2021.3岡山駅周辺には小型の神社が多いです。
境内に由来が記された看板が昭和60年に建てられています。ご神体である「豊宇気比売神」は、我が国の総氏神さまとされる伊勢の神宮(外宮)のご分霊とされ、五穀豊穣、商売繁盛をはじめ、私たちの生活全般をお守りくださる神さまです。戦前は今の境内の3倍ほどあったのですが、空襲での焼失や区画整理など経て、現在の神社が昭和27年着工、昭和28年7月25日再建。法随さまの鳥居の左右に鎮座している一対の狛犬。台座に嘉永三年(1850)と刻まれていることから、今から約160年前に奉納されたものだということが分かります。この狛犬についても記録が残されていて、それには「昭和32,3年頃労働者風の男来訪し 戦災で破損した狛犬について話され、5,000円いただき住所氏名を聞き、後日竣工してお礼と報告の書面を差し出したところ。名宛人なしと返ってきた。」との記されています。当時の小学校教員の初任給が8,000円だったそうですから、現在の価値に換算すると12,3万円くらいでしょうか。その方にどのような想いがあったかは記録から読取ることはできませんが、その方の風体から、相手をした町内の人は、当初は胡散臭い人間だと感じていた様子が伺えます。こうして町内の安寧を守り続ける法随さまは、多くの人の善意に支えられ今に至ってるんですね。毎年7月の末には、「法随さまの夏祭り」が開かれているそうで、小さな小さな岩田町の氏神様として、町の人の心のオアシスである法隋さんです。
| 名前 |
法隋稲荷大明王 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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境内に桜の古木が植わっている。