半田町唯一の神明造本殿。
この神社は、半田町唯一の神明造の本殿を持ちます。棟持柱(二柱)が大床の外側に配置され全体に簡素な造りです。境内には延享2年(1745)の燈籠、寛政8年(1796)の百度石、石像の隨身像などがあります。神社の建物は弘化4年(1847)に再建立され、昭和27年全焼し、その2年後に現在の社殿が再建されています。この神社の境内社には、半田町の川港であった小野浜の船玉神社があります。川船の船頭や船主たちが、航行の安全祈願のために、四つ橋から小野浜に出る道の東側に建立したものです。しかし、鉄道開通と共に川船の時代は終わり、船玉神社も八幡神社の境内に境内社として移されたようです。船玉神社は、当時の小野浜の繁盛を偲ぶ歴史的遺構とも云えそうです。
名前 |
八幡神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
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郷社格の神社で、応神天皇、神功皇后、玉依姫命を祭神としています。南側の鳥居から参道となっていますが、管理があまりされておらず、草が生い茂っています。北側にも寛延年間の鳥居があり、そちらから入ると、百度石や延享年間の燈籠、寛政年間の手水鉢、阿波青石の大きな燈籠、文政年間の狛犬、元町長の大久保亀吉像、随身像などが見られます。社殿は大きなものとなりますが、フェンスで囲われています。社殿脇の草むらにも安永年間の燈籠や祠などが見られます。神社横には幼稚園の跡地があり、使われなくなった遊具などが放置されています。