安芸城跡と白蓮の美。
安芸城跡の特徴
延慶元年に築かれた安芸親氏の城跡で、石垣が残っています。
散策に最適な周辺の武家屋敷街が美しく手入れされています。
季節ごとに楽しめるお堀の白蓮が素敵で、訪れる価値があります。
安芸城はその名の通り、土佐七雄のひとつ安芸氏の累代の居城でした。戦国期、安芸国虎の時代に大きな勢力を持ちましたが、土佐統一を進める長宗我部元親と戦って破れ、安芸城も落ち安芸国虎は自害しました。安芸氏滅亡後は香宗我部親泰が一時期入城し、阿波国侵攻の拠点ともなったようです。そして山内時代には山内一豊に刺さった矢を顔を踏んづけて抜いた五島吉兵衛の子が安芸の領主となり、山麓に居館を構えて「土居」と称しました。麓には江戸期の堀や石垣、土塁、枡形が残っていて、背後の山に安芸氏〜長宗我部時代の遺構があります。水堀を渡って奥に鎮座する藤崎神社へ向かっていくと、左手に山城の登り口があります。
城跡に登ってみました。階段はありますが、上に近くにつれて結構急な道となります。下りは落ち葉で滑って転びそうになるので、行かれる方はお気をつけて!一番上の詰と呼ばれる部分は思ったより小さなスペースで、古い石垣もあって静かな場所でした。安芸城跡付近は小学生が元気に遊んでいたりして、のんびりした空気が流れて癒やされました。
延慶元(1308)年、安芸親氏によって築かれたといわれている。安芸氏は、戦国期には土佐七雄の一人に数えられ、「安芸五千貫」を領有する大豪族として、土佐国東部で最大の勢力を誇るようになったが、永禄12(1569)年、土佐統一をめざす長宗我部元親に攻められ、激戦の末に敗れた。安芸城は、安芸平野のほぼ中央にあり、標高41m、東西100m、南北190mの長楕円形をした平山城の頂上からは、安芸平野や太平洋を一望できる。現在は詰のほか、二の段、三の段などの曲輪や堀切、虎口の遺構、大手門の枡形などが残る。外堀には、夏になると白連が咲きほこる。
高知県安芸市の城跡、残っているのは石垣くらいで建造物は殆どありません。城好きや城マニアには見所が有ると思いますが、それ以外の観光客にはチョッと物足りなく感じました。駐車場、入場料は無料です。
1309年安芸親氏がこの地に城を構えたと伝えられている。以後、安芸氏の居城となった。1569年落城後は長宗我部元親の弟香宗我部親泰が安芸城に入城し、阿波進攻の拠点となった。長宗我部氏は「安芸」を「安喜」と改めた。江戸時代になり山内氏が土佐一国を与えられると、重臣の五藤為重は居留地として安喜城を選んだが、1615年の一国一城令により城ではなく「土居」と称した。すでに存在していた内堀と土塁の内側に屋敷を構え、石垣を築いて枡形と櫓門を整備し、土塁の上に塀を築くなどの改修を行った。以後、明治時代に至るまで「安芸(安喜)土居」として五藤氏が居住した。
行くまではお堀見て石垣見て終わりかなと思ったけど意外と遺構が残ってました。石垣はそれ程ないですが見ておいて損はないです。意外と見所あります。上まで行っても高さは41mらしいのでそんなに疲れませんでした。もう少し整備してくれたらもっといいのになぁ。
看板がなければ只の小山です。
少しの石垣、土塁、曲輪が残っています。見学するのに手頃な規模で、30分もあれば見学できます。周囲の歩いて5分くらいのところに内部公開してる武家屋敷があるので時間があれば見学するのも良いかもしれません。博物館は、休みで見学できませんでした。博物館や周囲の散策を含めると所要2時間位でしょうか。博物館の裏に数台の無料駐車スペース有りです。
今の季節は、お堀の白蓮がきれいです。
| 名前 |
安芸城跡 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0887-35-1020 |
| 営業時間 |
[火水木金土日] 9:00~17:00 [月] 定休日 |
| HP | |
| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
|
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安芸城は高知県安芸市にある平山城で安芸氏の居城として知られています。1308年に安芸親氏によって築かれたと伝えられています。戦国時代には、土佐七雄の一角として勢力を誇りましたが、1569年に長宗我部元親に攻められましたが、その後山内氏の時代には、五藤氏が居館を構え、『安芸土居』と整備されました。安芸城の歴史の主な出来事⦿築城:1308年、安芸親氏によって築城。⦿安芸氏の繁栄:戦国時代には土佐七雄の一角として、土佐国東部で最大の勢力を誇りました。⦿長宗我部元親との戦い:1569年、長宗我部元親に攻められ、落城しました。⦿五藤氏の入城:慶長6年(1601年)に土佐藩、山内氏の入国に伴い、五藤氏が安芸を治めることになり、居館として構えました。⦿一国一城令:元和元年(1615年)の一国一城令により、安芸城は廃城となりますが、五藤氏の居館は『安芸土居』として残ることになります、