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院政期の平家の武将、平清盛の長男の重盛の五輪塔と伝わる。平重盛は丹波国の国司となったときに神池寺を篤く信仰し保護したから、そのようなものがあってもおかしくはない。経文の文字一字を一石に書いて全文の石を埋めてその上に五輪塔を据えたらしい。般若心経くらいなら楽なものだが、この当時流行したように法華経全文な大変なもの。と、ここまで書いて気がついた。あれ?案内板には「五輪塔」と書いてあるのに実際にあるのは「宝篋印塔」じゃん!なぜ?その他気になったのが宝篋印塔のそばにある御堂。石仏が祀られていて台座の下部が木の床で隠れているが、そこに刻まれた文字の一字目が「女」。もしかしたらこの御堂は古くからの霊山によくある「女人堂」ではないか。古代からの霊山はすべて「女人禁制」であり、女性がその霊山の神仏にお参りするための、境界となる御堂がだいたい設置されていた。ここが神池寺・妙高山の「女人堂」だったのではないか。