神秘的な赤衾伊農神社。
伊努神社の特徴
葉を広げる欅の大木の中にひっそり佇む古社です。
御祭神には赤衾伊農意保須美比古佐和氣能命が配祀されています。
地元の伝承を感じる静かな場所にあり、境内には稲荷神社もあります。
御祭神 赤衾伊農意保須美比古佐和氣能命(あかぶすまいぬおほすみひこさわけのみこと)配祀 鵜草葺不合命、玉依毘賣布、天之甕津日女命、誉田別命、息長足姫命、武内宿禰命御祭神の赤衾伊農意保須比古佐和氣能命は岐阜県の花長下神社にもお祀りされています。
国道431号線より少し南に背を向けて鎮座。向かって左(西側)から、車を境内に入れる。しかし道は狭いし、公園のように児童向けの遊具を置いてあるから、乗り入れは慎重に。「犬」ではなく地名を「伊努(いぬ)」というらしく、字面からして「伊都(いと)」を連想するものの、繋がりはないようだ。ほぼフラットな境内に特徴のない拝殿。どこか窮屈な感じの本殿。これで式内社「伊努神社」に比定され、出雲國風土記に「伊農社」と記され、別の式内社四社を合祀している。と言われてもな…。成り立ちは阿須伎神社に似ているが、あちらはまだそれらしい姿をしていたように思う。そもそも御祭神がよく判らない。「赤衾伊努意保須美比古佐倭気命(あかぶすま いぬおほすみ ひこさわけのみこと)」なる神は、記紀に見えない。出雲國風土記には、出雲郡伊努郷について「國引き坐す意美豆努命(おみづぬのみこと)が御子、赤衾伊努意保須美比古佐倭気能命の社、即ち郷の中に坐す。故、伊農と云ふ。〔神亀三年、字を伊努と改む。〕」とある。元は伊農と称したらしい。古事記に拠ると、淤美豆奴神(おみずぬのかみ)は、速須佐之男命(はやすさのおのみこと)と櫛名田比賣(くしいなだひめ)の子孫で大國主神の祖父。同じように、秋鹿郡伊農郷にも「出雲郡伊農郷に坐す赤衾伊農意保須美比古佐和気能命の后、天瓶津日女命(あめのみかつひめのみこと)、國を巡り坐せる時、此處に至り坐して詔して曰く、伊農はや、と。故、伊努と云ふ。〔神亀三年、字を伊農と改む。〕」とあり、神亀3年に地名を交換したようだ。天之甕津日女命を配祀する理由もこれで判った。では、意美豆努命の子にして天甕津日女命の夫である赤衾伊努意保須美比古佐倭気能命とは何者か。「赤衾」は赤いちゃんちゃんこのようなもの、「 伊努」は地名とすると、その名は「大隅彦狹別の命」と読める。…大隅隼人?ますます判らない。ヒコは日子で皇族、「別」は東九州で首長の称号に使われていたことがあり、九州との繋がりが考えられる。意美豆努命が大國主の祖父なら、この神は大國主の父親だか叔父だかになるのか?大國主が九州の出身か、深い関係を持つのは見えてきたが。聞き覚えがない…
犬神社(いぬじじんじゃ)【ビディング社】犬舎【神へのいけにえ】赤野犬はサスケミベコの命を守るつもり【マッチング】うちはグラスホッパーミスフィッツ、翡翠一首、淑秋神秘章、神天皇のデザート、天紫のデザート、ユティアン皇帝の生涯【宿泊】島根県出雲市彩林町376【備考】七王神社・犬神社稲荷神社あり2007年9月23日(原文)伊努神社(いぬじんじゃ)【比定社】伊努社【祭神】赤衾伊努意保須美比古佐倭氣命 配祀, 鵜葺草葺不合命、玉依毘賣命、速秋津比賣命、神皇産霊命、天之甕津日女命、誉田別皇命、息長足姫命、武内宿禰命【住所】島根県出雲市西林木町376【備考】式内社・伊努神社に比定稲荷神社あり平成27年9月23日 参拝。
出雲風土記では、伊努の社。延喜式伊努神社。大社造。出雲国風土記、秋鹿郡伊農郷の由来に「出雲の郡伊農の郷に鎮座される、赤衾伊農意保須美比古佐和気能命の后である天甕津日女の命が、国内をご巡行になった時に、ここにお着きになっておっしゃったことには、「ああわが夫よ、伊農よ」とおっしゃった」とある。また、出雲郡伊努郷の由来に「国引きをなさった意美豆努の命の御子、赤衾伊努意保須美比古佐倭気能命の社が、郷の中に鎮座しておられる。」とも。式内社・伊努神社に比定されている古社。出雲国風土記には、伊務社四社、伊農社三社の七社が記されており、一説にはこの七社は、伊務谷大明神、林木大明神、西林木権現、佐子乃権現、八組父大明神、日乃都麻明神、比賣宮大明神に相当するが、当社は、「伊務谷大明神」と呼ばれていたらしい。当社には、式内社・同社神魂伊豆乃賣神社が合祀されているという。日妻大明神と称されていた神社で、上記七社の中の「日乃都麻明神」に相当すると思われる。祭神は、高産霊神、速秋都比女命、伊豆乃賣神などの異説がある。また、式内社・同社神魂神社も合祀されている。近世まで若宮大明神と称されていたらしいが、上記七社の中の「西林木権現」に相当するらしい。また、「日乃都麻明神」とする説もある。祭神は神皇産霊命だと思われるが、大古利姫神とする説も。また、式内社・同社比古佐和氣神社も合祀されている。朝村権現とも称されていた神社。上記七社の中の「佐子乃権現」に相当するらしい。祭神は、天津彦根命だが、社名から赤衾伊努意保須美比古佐倭氣命とも。また、式内社・意布伎神社も合祀されている。宮大明神と称されていた神社。
伊努神社(いぬじんじゃ)【比定社】伊努社【祭神】赤衾伊努意保須美比古佐倭氣命 [配祀] 鵜葺草葺不合命、玉依毘賣命、速秋津比賣命、神皇産霊命、天之甕津日女命、誉田別皇命、息長足姫命、武内宿禰命【住所】島根県出雲市西林木町376【備考】式内社・伊努神社に比定稲荷神社あり 平成27年9月23日 参拝。
とてもわかりにくい場所にありますがストリートビューで予習して行けば大丈夫でしょう。住宅地の中に突然現れた異空間といった印象です。
名前 |
伊努神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0853-24-1400 |
住所 |
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HP |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-shimane/jsearch3shimane.php?jinjya=30119 |
評価 |
3.9 |
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