古墳とともに歴史を感じる。
神原神社の特徴
神原神社は古墳の隣にあり、移築された歴史を持つ神社です。
景初三年の銘がある三角縁神獣鏡が出土したことで知られています。
出雲国風土記に登場する神社で、地元の氏神様として信仰されています。
古墳の隣にある神社です。拝殿に書き置きの御朱印があります。
神在祭やそれに纏わる行事がある神社巡りをしており、この度はじめて神原神社にお参りしました。すると、この神社が元は古墳の上に建っており、その古墳から、卑弥呼が魏より授かったとされる銅鏡が出土したと知りました。思いがけず古代のロマン溢れる神社に出会え、お得感のある参拝となりました。
旧社地にあった古墳から「景初三年」の銘を有する三角縁神獣鏡が出土したことで知られています。『景初三年』(魏の年号・239年)卑弥呼が魏に使節を派遣した時、魏が「親魏倭王の金印」、「銅鏡100枚」を渡したと記録があります。この銅鏡が、三角縁神獣鏡と言われています。『出雲国風土記』(AD733)には「神原社」と記され、延喜式神名帳(AD927)には「神原神社」と掲載されています。祭神は大国主神、磐筒男命、磐筒女命です。『出雲国風土記』大原郡条の神原郷の項に「所造天下大神之御財 積置給處也」と記されています。当初は大国主神のみを祀ったものと見られます。宝永5年(1708年)に三刀屋天満宮宮司の広沢漆拾がまとめた『神原神社縁起』では祭神が磐筒男命・磐筒女命と記されています。旧社地は古墳の上にありました。古墳は方墳で、規模は29m×25m、高さは5m程と推定されています。島根県では最古に属する前期古墳です。昭和47年(1972年)の赤川(斐伊川水系)の改修工事で社地が新堤防域に組み込まれるために神社を南西に50mほど遷移することになり、その際に古墳の発掘調査が行われました。竪穴式石室からの出土品の中に魏の「景初三年」(239年)の銘が鋳出された三角縁神獣鏡がありました。この銅鏡を含めた出土品は一括して国の重要文化財に指定されています。出土品は国(文化庁)所有で、島根県立古代出雲歴史博物館に保管されています。石室は移築された社殿の東側に復元されていて自由に見学できます。
神原神社、島根県雲南市加茂町神原。主祭神=大國主命・磐筒男命・磐筒女命。神原神社古墳=「景初三年」銘の三角縁神獣鏡。近くに著名な場所が多い。神原から見た加茂岩倉といった感。斐伊川が大黒山の裏手に、神の村があるといった想像をしてみる。
素晴らしい神社です。住所宅地の中綺麗にたたずんでる歴史を感ずる神社です❗️
もとは神原神社古墳の上に建てられていましたが、古墳が昭和47年河川改修の堤防敷地に入って消滅することになり、神社も移転されることとなりました。ところが古墳を発掘調査したところ卑弥呼の鏡とも言われる景初三年銘の三角縁神獣鏡などが出土したのです。この地は出雲国風土記の神原郷の項に「所造天下大神之御財 積置給處也」とあり大国主命の宝が置かれたといわれる神聖な場所でした。近隣で銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した荒神谷遺跡、39口もの銅鐸が出土した加茂岩倉遺跡とあわせ古代出雲ロマンを感じさせる貴重な遺跡のひとつです。
斐伊川の支流、赤川の堤防の上に築かれた出雲地方最古の前期古墳がある神社です。午前中に出雲弥生の森博物館で弥生時代の四方突出墳丘墓を見てきました、墳丘の上に四本の柱を建てて何らかの覆い屋があったようです。ここの神社も、前期古墳の上に建つ神社で正に出雲の最後の王を祀る神社に相応しい神社だと思いました。竪穴式石室は小口持送り式の石室で奈良の纏向古墳群に見られる最前期の古墳の造り方で大和との強い繋がりを感じます。文献上では理解していても、現実に見ると新たに理解出来ることが多くありました。
雲南市加茂町神原〔神原神社〕に出雲国風土記登場地神原社(神原神社)と記した標柱が建っている。「神原郷」について、出雲国風土記・大原郡条に、大国主命が財宝を置いたところなので「神財(かんたから)郷」とよぶべきだったのに誤って「神原郷」とよんでいるという古老の話を載せている。神原神社は元々古墳の上に建っていたが、河川改修のため、南西に50メートル移動されている。現在、古墳の石室が神社横に古墳の石室が移築されている。このときの発掘調査で出土した副葬品の中に「景初三年」の銘のある三角縁神獣鏡があり、卑弥呼が中国の魏から受け取ったものではないかと注目を浴びた(現品は古代出雲歴史博物館で展示)。また、近くの加茂岩倉遺跡からは大量の銅鐸が出土している。
神原神社かんばらじんじゃ島根県雲南市加茂町神原1436祭神大国主神旧社殿は古墳の上にあった竪穴式石室からの出土品の中に魏の「景初三年」(239年)の銘が鋳出された三角縁神獣鏡が出てきた「魏志倭人伝」には239年(景初3年)魏の皇帝が卑弥呼に銅鏡百枚との記載あり但しここの銅鏡は国内で制作されたものらしい何れにしても弥生時代の最晩期であり古墳時代の最初期に当たる古いものです神社の横にはこの古墳が再現されており発掘状況発掘品等の写真が展示されており大変分かりやすいです。
名前 |
神原神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0854-49-7413 |
住所 |
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HP |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-shimane/jsearch3shimane.php?jinjya=29905 |
評価 |
4.1 |
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