白鳳12年の歴史を感じて。
兵庫県神社庁のHPの由緒書きによれば「創祀年代は不詳ではあるが、白鳳12年、韓国連久々比が兵庫(兵馬や武器の庫)の守護として赤石の丘に祀ったと云われている。」としている。御祭神は「速須佐之男命」とのこと。しかし速須佐之男命=素盞嗚尊を祀る神社は日本全国にあり、それは京都の八阪神社や愛知の津島神社などのように元は牛頭天王を祀っていた神社であり疫神を慰撫することで流行病や災厄を逃れようとするもの。しかしここをはじめ、なぜか豊岡市近辺の但馬國あたりに集中して存在する「兵主神社」の神さまは明らかに疫神ではなく「兵馬や武器の倉庫を守護する神」であり、素盞嗚尊や牛頭天王とは性格が違う。兵主神社の神さまは実は中国の伝説上の怪物であり武神の「蚩尤」である、という説が有力らしい。しかしなぜ中国の神さまがこの近辺でばかり祀られたのか、なぜこの近辺に武器庫が集中して設置されたのか、いろいろ謎が多い。兵庫県神社庁のHPには何も記載がなかったが、実際にお参りすると神額には「兵主神社住吉大明神」とあって兵主神に住吉神を合祀しているようだ。また、境内社として「若宮神社」とした社殿があり「若宮大神」「荒神大神」「稲荷大神」の3柱の神さまが合祀されていた。お稲荷さんはわかるが「荒神大神」とは「三宝荒神」だろうか。そして「若宮」とは?
| 名前 |
兵主神社(豊岡市赤石) |
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| ジャンル |
/ |
| 住所 |
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| HP | |
| 評価 |
4.0 |
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歴史が凄い。思いの外、遠い昔からある。