秋田の自然、円形分水工で癒やし。
関田円形分水工の特徴
秋田県唯一の円形分水工で歴史的な価値が高いです。
水を公平に分配するための工夫が施されています。
オリフィス孔の数が印象的で癒しの空間です。
なんと素晴らしい。人間の英知の結集と言えるでしょう。かつて水争いが耐えなかった時代に、田畑の面積に応じて平等に水を分ける仕組みを作った人がいました。平等とは感覚的なものも含むので、皆が納得して水を分け合うには、素晴らしい方法だったと思います。土木工学的な文化遺産価値があると思いますが、どちらかと言うと社会学的な文化遺産価値があると思いました。
秋田県唯一の円形分水工。昭和の初期に造られたそうですが、今も立派に働いているのは素晴らしいです。
以前から見て見たかった円形分水工、ようやく春になりたっぷりと水も流れている頃、場所は知っているのでドライブがてら行ってみた。集落の中にある分水工は近くで見ると意外に大きく、各地区に分配される水が勢い良く流れ出ている。説明書きによると円筒型サイフォン式と言うらしく、水を各地区に応じた水量に分配するカラクリは凄いの一言。考えた人は天才、これで日本全国の長年の水争いが無くなった功績は大きい。昭和13年に完工してから83年、今だ現役で働き続けてる分水工、もう土木遺産になってもいい時期じゃない?しかし、ただ流れているだけの水ではあるけども、ずっと見ていても見飽きないのは何でだろう?
水源からの水を地域ごとに一定の割合でわける歴史的な建造物。現在も使われています。
先人の知恵は凄いですね!美郷町六郷にある「関田円型分水工」美郷町ラベンダー園の案内板で見つけた不思議なモニュメント?何かと思ったら、水田に水を注ぐ「分水工」との事! 名称は「関田円型分水工」だそうです。ラベンダー園の「美郷町案内マップ」に載っていた、丸い噴水のような物。何か良く分からないので、確認するため向かってみました(^^♪見た目は噴水ですが、もちろん水は吹き上がってません(笑) ただ、円の真ん中から水が沸き上がってます! なんとなく面白く、つい見入ってしまっちゃいました(*^^*)サイフォンの原理を利用し水をくみ上げ、脇に開けた穴(オリフィス)を通じて給水する施設。円筒形サイフォン式、と呼ばれる様式だそうです。ここから7つの地区(そのうち1カ所から更に3地区に分離し、合計10地区に)に給水されるのですが、その仕分け方が素晴らしい!水利権と受益面積を基礎に、それに応じた穴の数を割り当て給水する仕組み。そこから先の水路も、水量によって大きさを決めてるんです。昭和7年に設立発起され昭和13年5月に完工し、それから90年以上もの間多くの水田に豊かな水を供給し続けている「関田円型分水工」 先人の知恵は、本当に素晴らしいものです(#^^#)
Sep'05.2021 画像撮影。季節的には花水の季節も過ぎ、役割も和らいできたところだろうが、怒涛の流水をみられて満足。渓谷の地下を流れ一挙に溢れ出るこの地は、おそらくは係争の地でもあったろうに、このような形で少しでも争いを和らげた祖先の知恵に恐れ入るし、それを成した土木技術に畏れ入るばかり。
見てると、なんとなく癒されます。
水を公平に分配するため、工夫された分水工です。上流から流した水を、サイフォンの原理で円筒形の池に湧きださせ、周囲に溢れた水が、扇型の面積に対応する弧の長さに応じて分配されます。合理的で、面白い構造です。
オリフィス孔の数がすごい、均整のとれた印象の円筒分水。近くにある飯詰円形分水工とセットで見学!
名前 |
関田円形分水工 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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2024.6.1の訪問。関田円形分水工は農業用水を均等に農業用地に分配しています。水が勢いよく流れる様子は迫力を感じます。