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■正岡子規句碑神戸市須磨区にある石碑。須磨寺の山王門近くに建つ正岡子規の句碑。昭和9年 (1934) 9月建立●昭和9年9月、正岡子規三十三年忌、弟子の一人、青木月斗が建立した。子規が明治28年7月より1ヶ月間、結核療養のため、現在の須磨浦公園の「みどりの塔“薫風”」付近にあった「須磨保養院」で療養中に詠んだもの。「暁や 白帆過ぎ行く 蚊帳の外」句は、暁の海、澄み切った空気の中を行く帆の白が鮮明だ、という意。日清戦争が勃発した1894年、近衛師団つきの従軍記者として遼東半島に渡った子規は、同年5月に帰国。その船中で喀血して重体に陥り、神戸病院に入院、7月には須磨保養院で1ヶ月療養した。須磨保養院での療養生活は楽しかったらしく、不治の病にかかっていながらも明るく文学への熱い思いが表れている。子規は須磨寺へもよく足を運んでいた。その縁を知っていた弟子の月斗が33年忌に当句碑を建てたと云う。その9月、子規門の流れをくむ短歌結社アララギによる正岡子規忌歌会が、東京の向島百花園で開かれている。須磨で過ごした約1ヶ月という短い時の中で須磨に関する句を詠み、今も語り継がれている子規。子規が好きな方は、須磨を訪れの際に、須磨寺にも足を延ばされるとよい、寺では毎月20日に弘法縁日が催されて参道も賑わう、子規の思いに触れることが出来るかも知れない。