秋の散策に最適な空間。
小山田城跡の特徴
小山田城跡は、歴史を感じながら散策できる場所です。
周囲の自然と共に、壮大な景観を楽しめます。
秋田県仙北市の魅力を再発見できる貴重な体験です。
2023年8月17日に散策しました。この小山田城は、戸沢氏の城でした。戸沢氏の祖先は、平衡盛から始まるとされています。現在の岩手県雫石町に昔、戸沢邑(村)があり、その場所を本拠地としていたそうです。最初は、戸沢氏ではなく、雫石(滴石)氏を名乗っていたとも伝えられています。系譜上では、桓武平氏貞盛の流れをくむ者とされていますが、新井白石が「藩翰譜」で指摘しているように「衡」の字を名前に入れていることから推測すると、奥州藤原氏の配下の豪族だったのではないでしょうか。奥州合戦の際、源頼朝に味方したことで、鎌倉の御家人とされたようです。その後、南部氏の圧迫を受け、戸沢衡盛の後を継いだ戸沢兼盛の時代に庶流を残して、羽州山本郡鳳仙台の館に本拠地を移したと伝えられています。承久2年1220年には、更に本拠地を門屋に移し、安貞2年1228年には、門屋城を築城したといいます。その後、この小山田城は、門屋城の支城だったようです。ただし、この城下にある真山寺は、戸沢氏代々の祈願所であり、菩提寺でしたので、もしかすると、最初の入植地は、この城の近辺だったのかもと想像してしまいました。小山田城跡には、現在、八幡神社が鎮座しています。
| 名前 |
小山田城跡 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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2024.11.10の訪問。小山田城跡は西木村小山田字石川原の高台にあります。城跡には八幡神社が建っています。神社の北西側は杉林の平場になっていて空堀らしき遺構があります。