百歌仙の絵天井、里山の守り神。
大昌寺の特徴
本堂の格子天井には百歌仙の美しい絵が描かれており圧巻です。
1657年創建の大昌寺は、紀伊長島の里山に位置しています。
獣害防止の金網に囲まれた一見不思議な景観が魅力的です。
山里に絵天井、貴重な文化材で、船の守り神です。
隣の不動堂の天井格子絵目当て。
天井絵を見ることができます。
周りは山と田畑のみ。獣害ネットが張られてるレベル。こんな鄙びた地に、こんなに素晴らしい天井絵があることに感動!
大昌寺は1657年に創建されました。「大原不動明王像・不動堂」「格子絵天井」は町指定文化財になっています。江戸時代後期に奉納された、百歌仙を描いた極彩色の絵馬をはめこんだ格子絵天井は見ていると首が痛くなります。本尊不動明王像は弘法大師作の伝説がありますが、鎌倉後期から室町時代にかけての作のようです。
獣害防止で金網に囲まれて一見閉まっている様に見えますが実は拝観出来ます。余りの無防備さにいささか呆れますが天井は見事です。
紀伊長島駅前から車で15分ほど行くと、里山の風景が開けています。その中にひっそりと建つ、観光地化されていないお寺です。日本の「里山」というのは単に田舎であるだけでなく、そこに暮らす方々の「文化」であったことを感じることのできる場所です。近くには下河内のそば打ち体験施設もあります。合わせて訪れると、より里山を深く体験することができると思います。
名前 |
大昌寺 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
〒519-3202 三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区大原258 |
HP | |
評価 |
4.0 |
周辺のオススメ

ひなびたお寺ですが、本堂に入り天井を見上げると、格子天井一枚一枚に百歌仙が描かれています。本尊不動明王像は弘法大師が作ったのではないかといわれているそうです。