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名前 |
芭蕉句碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
草津町指定文化財です。「夏の夜や、谺に明くる、下駄の音」夏の夜の静けさとその中で響く下駄の音を描写している。「谺に明くる」とは下駄の音が木魂として反響し、その音が夜明けの静けさを際立たせる様子を表現している。具体的には、夏の夜の静寂の中で、誰かが歩く下駄の音が遠くまで響き渡り、その音が反響して間に夜が開けていく情景を描いている。この句は、静かな夏の夜とその中での微かな音の対比を通じて、自然の美しさと時間の移ろいを感じさせるもの。この句は元禄4年(1691年)芭蕉が京都嵯峨の門人去来の落柿舎で詠まれたもの。天保13年(1842年)10月12日、芭蕉の150回忌に一夏庵坂上竹烟建立。田川鳳朗筆。碑背は碑建立の趣旨が同じく鳳朗の書。竹烟は坂上治右衛門、田川鳳朗門下の俳人寛政7年(1796年)竹烟は草津に生まれ、温泉宿を営む。天保11年(1840年)諸国を遊歴した後、草津に帰り一夏庵を開く。竹烟は、湯治場草津温泉の夜の賑わいをこの句に感じたのでしょうか?通称「夏の夜塚」と呼ばれている。