ライトアップで映える歴史的建物。
旧米沢高等工業学校本館(国の重要文化財)の特徴
国指定重要文化財の米沢高等工業学校は、歴史的な価値が満載です。
館内には蓄音機やミシンなど、珍しい歴史的製品が数百点展示されています。
毎月変更されるライトアップシンボルカラーは訪れる楽しみを増やします。
毎月のテーマごとにライトアップの色が違います。これは世界アルツハイマー月間のオレンジ色です。学校の建物でルネッサンス建築様式を採用したのは、全国的にも珍しいようです。
無料なのがまず良い。機械好きには、時間かけて見る価値大有りですよ。大学校内には駐車場ありません。
国指定重要文化財の建物は期待を裏切らない。それにも増して凄いのは、所蔵品。OBが貢献した日本の工業技術の歴史が見られる。エジソンの蓄音機からジュークボックス、ラジオ、公衆電話ほか、自動車関連、帝人を生んだ化繊織物、それらが集まっていて常設で見られるところは国内でも少ないはず。時間があって訪問者が少なければ名誉館長の解説が存分に聴ける。
事前予約が必要かもと思いつつ、足を運んでみたら運の良いことに他の見学者がおらず、館内を案内してもらうことができました。東京都出身だという米沢弁の館長さんによる温かみと味があってかつ情熱的なご説明に心から感謝です。展示物はずっと遠い昔の過去の遺物ではなく、そういえば昔こんなものがあったなーという懐かしさが込み上げてくる身近な工業製品で満ち溢れていました。我々の生活の質を向上させてくれたこれら製品に対し感謝の念が込み上げてきました。一般の人には目に触れることはないけど、機械、電気、情報、化学(材料)系等のエンジニアにとっては感嘆する貴重な機器類にも溢れていると思いました。その展示物の多さといったらよくこれだけ集めたものだとほとほと感心します。そのほか、山形大学工学部ゆかりの偉人に関する展示物が多かった印象です。全部みると少なくても1時間は必要です。写真撮影も自由にどうぞということで嬉しい計らいでした。
産学協同について、いろいろと勉強になり、見聞も広がります。ここは国立山形大学の前身であり、また今やグローバル企業 TEIJIN の産声をあげた経緯が分かります。
月毎にライトアップシンボルカラーを実施してきて目を引きます。
米沢高等工業学校は、明治43年(1910)、東京・大阪・京都・名古屋・熊本・仙台に続いて、全国7番目の高等工業学校として開設されました。昭和48年(1973)に国の重要文化財に指定され、現在は資料館として公開されています。かつて校舎であったとは思えないほど立派な建造物ですね。
山形の産業を発展させた科学者を輩出した歴史ある学校で人口絹糸レーヨンの発祥の地でもある神戸製鋼所、帝人グループの元を築いた鈴木商店の歴史を感じる事が出来るサミュエル ウルマンの青春の石碑が心に響く。
立派な建物です。2020.8.19現在、新型コロナのため内部見学が大学関係者だけに制限されていますが、前庭から見ることは出来ますし、この建物は米沢駅のモデルになっていることから分かるように外見が大事だと思うので大きな支障ではないと思います。
名前 |
旧米沢高等工業学校本館(国の重要文化財) |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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学園祭の時を狙って行きました!!ずっと前から行きたいと思っていた所だったので、行けてよかったです。大学なので、マニアックな機械がたくさんありました。とても広く、3時間くらいかかって回りました。駐車場は近くに無さそうなので、上杉神社等に停めた方がいいかも??