球磨川河口の美しい水島。
水島の特徴
夕焼け空と素晴らしい風景が楽しめる特別な場所です。
球磨川河口の堤防からわずか50mの魅力的な小島です。
万葉の里公園に近接し、歴史的な背景を感じさせる場所です。
熊本出身ですが、初めて伺いました。とても趣深いところですね。
水島は、球磨川河口の堤防から50mほど離れた所にある小さな島です。日本書紀の景行天皇十八年の条に、「四月天皇がこの島で食事をなさろうとした際、水が無かったので、小左(おひだり)という人物が天地の神々に祈ったところ冷水が湧き出したので、それを天皇に差し上げることができた。そのためこの島を水島と呼ぶ」という記述があります。その泉は昭和三十年頃まで湧水していましたが、球磨川水系ダムの完成等により枯れ果て、現在は湧き出していません。(湧水跡に碑あり)万葉集に「奇蹟の島・水島」や「尊い水の島」と歌われており、貴重な万葉史跡として知られ近くに万葉の里公園も整備され、長田王による水島の歌の碑が建てられています。八代海の眺望が楽しめて、平成二十一年(2009)に国指定名勝に指定されました。駐車場は万葉の里公園が一番近くて、駐車場にトイレも整備されてます。【現地案内版より転載】水島は球磨川の河口に位置する海抜約11m、東西93m、南北37mの結晶質石灰岩と一部千枚岩からなる小島です。日本書紀景行天皇18年の条に「4月景行天皇が芦北の小島に留まって食事をされたとき飲み水がなかったので小左という者が神に祈りを捧げたところ、たちまち清水が崖のほとりから沸き出したので、その水を汲んで天皇に差し上げた。このためこの島を水島というようになった。泉は今も崖のほとりにある。」という記述があります。また、「万葉集」には、長田王が筑紫に遣わされて水島に渡るときの歌二首として、【読み下し文】・聞きしごとまこと貴く奇しくも神さびをるかこれの水島・葦北の野坂の浦ゆ船出して水島に行かむ泡立つなゆめ【意訳】・伝承に聞いたとおり、まことに尊く、不思議なほど神々しい様子である、この水島は。・葦北の野坂の浦から出船し、水島に行こう。波よ、どうか立たないでくれ。と詠われ、歌枕の地としても知られています。また、天保14(1843)年の水島新地築造の際、堤防によって干拓に取り込まれる予定でしたが、国学者の和田巌足(わだいずたり)の建議により由緒ある島として堤防を湾曲して保存されたことは、現代の文化財保護の先駆的事例と言えます。水島は、近年大雨や台風の影響や波浪浸食により崩落が進んでいたため、平成18年度から熊本県の補助事業として3ヶ年をかけて応急の崩落防止保存処理事業を実施しました。水島は、文学によって古くから広く世に知られ、八代海と天草の島々を背景に優れた歴史的景観を構成していることから、神秘の火とされる「不知火現象」とともに名勝に指定されました。※指定区域内で現状を変更する行為を行う場合は、文化財保護法に基づく文化庁の許可が必要です。平成21年6月 八代市教育委員会(令和二年9月23日)
球磨川の河口の堤防から約50m離れた場所にある小さな島。万葉集に歌われており、所謂万葉史跡として知られています。伝説では、この地を訪れた景行天皇が食事を取られた際に、小左という者が天地の神に祈ったら、不思議にも水が湧き出てきたという記録が日本書紀に収められている。島の湧水は昭和30年前後まで存在していたというが現在は失われている。八代定番の観光スポットらしいが寂れており、歴史や万葉集などに興味がない人にはここの良さは分かりにくいだろう。
日本書紀 景行天皇 熊襲討伐を終え都に向かわれようとして筑紫の国を巡幸・・・海路から葦北の小島に泊まり、食事をされた。その時、小左を呼んで冷たい水を献上させようと・・この時島の中に水がなかったので、小左が天を仰いで天神地祇に祈った。するとたちまち冷たい水が、崖のそばから湧いてきた。それを汲んで献上した。それでその島を名づけて水島と言った。その泉は今でも水島の崖に残っている。萬葉集 巻の第三二四五 聞くが 如 まこと貴く 奇しくも 神さび居るか これの水島二四六 芦北の野坂の浦ゆ船出して 水島に行かむ 波立なゆめ長田の王の筑紫に遣さえて水島に渡し時の歌 二首その昔から有名な場所であった。我輩は古墳探訪の為早朝出発し、この地を最初の目的地とした。清々しく良いところである。向うには島原半島に座す雲仙普賢岳が・・中島があり、、小さな岩礁も。これだけでも絵になるところで風光明媚な史跡である。そうよな1300年前から名所旧跡だったということだからな。本当に良いところだよ。
万葉の里公園のすぐそばにある水島。日本古代史の景勝地に来て、改めて考えることがたくさんあった。ここの龍神社は日本有数のパワースポットであるらしく、しっかり自分の行く末を祈ってきた。水島の下ははるかに続く潟で、ちいさな蟹をたくさん見かけた。歴史が相前後し、一瞬止まって見えた。何もここでは変わらない景色が見えた。古代の人も未来の人も同じ景色を見て、見ていくのだろう。自分は今まで何をしてきたのか…そんな物思いの中、ただ水島に祀られていた可愛い二人の地蔵さまがイタズラされて顔が削られ、お首がなかった。心ない人の行いが悲しかった。
名前 |
水島 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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夕焼け空と風景が素晴らしいですね。是非、夕焼けどきに訪れてみて下さい。