圧巻のモリソン書庫、東洋学の宝庫。
東洋文庫ミュージアムの特徴
清潔感のある建物では、三菱財閥が収集した貴重な古書が展示されています。
数年ぶりに東洋文庫ミュージアムを訪れた。東洋、アジアに焦点を当てた博物館ということで、教科書で見たあれとか、それとかワンサカある。ターヘルアナトミア=解体新書って習ったものとか懐かしい。本の背表紙をながめる本浴って感じがして私は好き。併設されているカフェは緑の庭が美しい。小岩井乳業の資本が入っているのでミルク、チーズ系は充実している。ただふらっと入ろうとしても混雑していることが多いので、どうしてもという人は食事で予約とるのが良いです。
車で不忍通りを走る際に素敵な建物を横目にしてましたが、初めて中に入りました。映画のセットのような壮観な本棚!遊びゴコロ溢れる丁寧な説明書き!本は観るより読みたい私ですが此処はまた行きたいと思いました。
都営地下鉄の千谷駅から徒歩数分、六義園向かい側にある東洋文庫ミュージアム。中国に関する文献四万五千冊を集めた「モリソン文庫」に、三菱三代目社長であった岩崎久弥が収集した漢籍や欧文書を加えて「東洋文庫」を大正6年に設立し一般公開しました。東洋文庫ミュージアムは、東洋文庫が所有していた70万冊に及ぶ蔵書の一部を展示しています。1月上旬の土曜日昼過ぎに訪問しました。雨模様の天候でしたが、来館者数が結構多く、展示品によっては並ぶ必要がありました。圧巻はモリソン文庫を展示した書庫、三面の壁全面に古書が整然と収められています。書庫では、清朝の第6代皇帝であった乾隆帝が学者4000名に命じて編纂させた「四庫全書」の展示説明などがされていました。展示室では、条約の締結、船、鉄道、馬などのテーマごとに書籍や写真などの現物を示して、分かり易い説明がされていました。教科書に写真で紹介されている古書の現物を見れること、素晴らしいと思いました。
三菱財閥が収集した東洋学関連古書が集められた施設です。三菱グループの雑誌に付いている半額クーポンを利用して入館しました。(400円)株主優待で無料招待なんかもあるそうです。受付を済ませると、入館シールを渡されるので服など見えるところに貼り付けておきます。入り口のドアを抜けると開放的な空間が広がっています。階段を登ると、目玉である「モリソン書庫」が現れます。壁一面に古い本が並べられており圧巻です。進むと、漫画でしか見ないような極太の重そうな本や、源氏物語、平家物語など誰でも聞いたことあるような本なども展示されています。館内は、そこまで混んでおらず展示物を一つ一つじっくり見ることができます。所要時間は1時間ほど。撮影可です。割とコスパ良しなスポットだと思います。
建物裏に8台分駐車場あり。日曜昼時に訪れたがカフェ目当ての客が多かった。入ってすぐの所にミュージアムショップあり。オリジナルグッズが充実していた。1階の正面と2階の書庫裏に企画展示があるがメインの展示はモリソン書庫。本棚を一番の見所としている珍しいミュージアムだ。知的な雰囲気溢れる良い空間だった。
月曜日午後に「日本語の歴史展」を観に訪れました。歴史で習っただけの貴重な言語資料、歴史資料が間近で観れ興味深く満足な時間を過ごせました。2階のモリソン書庫がとても印象に残りました。ミュージアムショップ、ロッカールームは1階にあります。併設のオリエントカフェは広い芝生の中庭を眺められる素敵な所にありゆったり出来ます。併せておすすめです。
本棚が素晴らしいとの美術館。通常一人900円ですが、シルクロード展のチケット格安店で200円で売っていたので行ってみました。館内はコロナ対策が施され、人の入りもさほどでないのでゆっくり安心して観られました。話題の本棚は荘厳で圧倒されます。これが今の価値で70億か、貴重なものなんだろうけど、ちょっと高くない?2階部分にも手すりがあるので、行けるようだけど入れません。(入りたかったな)写真撮影可だけどフラッシュは禁止です。シルクロード展はシルクロードがどこなのかわかってない自分には大変勉強になり、フビライとか世界史でみかけた人物名が出て来ておおっとなりました(笑)館内は狭く、展示数に物足りなさを感じますが、まぁ200円なら十二分でしょう。興味がある特設展があればまたきてもいいかな。
モリソン書庫は一度ご覧頂くことをオススメします。圧巻‼️というだけでなく、何故か癒されます。ヨーロッパの古い大学の図書館のようです。国内外問わず古い書籍の表装などは重厚感があったり、遊び心あったりで、書庫の中にあっても貴重さが伝わってきます。これからも大切に残していただきたいです。ミュージアムショップには日本の東京の古地図などがあり、他の美術館のミュージアムショップとは趣がちょっと違っていて、見るだけでも楽しいです。私は古地図や過去の展示の安政の大地震展の冊子を購入しましたが。オリエントカフェについては別に投稿しています。
こちらは、やはり三菱財閥にご縁あり。素晴らしい東洋の蔵書が一杯。文京区駒込はもと柳澤邸から岩崎家へと引き継がれた六義園があり岩崎家と縁の深い場所が多くあります。イギリスタイムズの通信員モリソンが貯蔵していた多くの本、モリソン書庫(東洋について書かれた本)、全てが並べられた天井まである本棚のコーナーは紙の本の迫力が圧巻。岩崎久彌が今の価値でおよそ70億円相当で全てを購入したものだそうです。東洋を学ぶと同時に西洋がどう東洋を見てたかも学べる宝のような書籍だったに違いないと本の世界に思いを馳せました。そして静嘉堂文庫同様財閥の力をまざまざと見、芸術や文化には常に財力ある後ろ楯を感じます。イタリアで言うメディチ家のように。他にも江戸時代などの地図等が展示。馴染みの地名が書かれていて結構楽しめます。素敵な回廊の向こうにはカフェが中庭に向かってあります。回廊の壁にある色々な国の言語、これを見ながらランチへと行くのも知的楽しさです。大きな美術館とは違うのんびりとした鑑賞とガラス張りのカフェでのひととき✨プチ散策にはお薦めです。次は本郷通り沿いに続く六義園、古川庭園、そして渋沢庭園へと、散策をすすめてみたいです。良く考えるとこの辺り(駒込辺り)は旧財閥邸が点在してますね。丸の内へ美術品が移ってしまった静嘉堂文庫(美術館としての利用2021年にて終了)、細川家の永青文庫とこちらの3箇所の文庫を訪れましたが、財閥や華族が静かに守り続けた文献等の知の財産の大切さをしみじみと感じました。
名前 |
東洋文庫ミュージアム |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3942-0280 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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全体的に広くはないですが、清潔感のある建物に 読み応えのある展示物、気持ち良い芝の庭。庭にあるカフェは人気のようで並んでいました。