スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
専修院 頬焼地蔵尊 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.5 |
専修院というお寺の境内には、頬焼け地蔵尊という珍しい名前のお地蔵さんが安置されています。その名前の由来は以下の通りです。13世紀末の永仁年間に、鎌倉茅原(ちはら)里の助太夫という者の家に下女がおり、毎日昼食を田畑へ運ぶ道すがらにあるお地蔵さんに初穂をお供えして拝んでいました。これを聞いた助太夫が怒って、お地蔵様の前で焼けた火箸を下女の頬に押し付けられると、お地蔵様から煙があがって頬に焼跡がつき、下女は何一つ傷がつかなかった。それ以来お地蔵様を手厚く祭るようになって、お地蔵様を頬焼地蔵と呼んでお参りの人が絶えなくなったとのこと。以前は相模国林付(現在の横須賀市)にあったお地蔵さんを、ある高僧が夢のお告げに従って、専修院に移すと、頬焼け地蔵の話が多くの人に伝わり、お寺の前の坂は地蔵坂と呼ばれるようになりました。当時の頬焼け地蔵は、木造であったため戦火で焼失してしまい、現存するお地蔵さんは、その後に再度造られたものだと思われます。