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この自転車・歩行者専用橋は、大小の工場が立ち並ぶ城北運河周辺に住宅が増え、河川環境の整備と新しい視点に立った橋づくりが求められるなかで架設された。市内有数の汚濁河川であった本運河の浄化は、市の施策として昭和41年以降進められ成果を挙げていた。しかし、運河周辺の景観や環境は、阪神高速道路大阪守口線の建設(昭和43年完成)によって大きく変化した。運河の東西方向の大半が、上空を高速道路の高架に覆われる構造となったこの狭隘な空間に、住民の日常生活に密着しながら、景観的にもうるおいのある人道橋を建設することが命題であった。本橋は、同じく高速道路のルートとなり埋め立てられた旧旭江野川敷の遊歩道である都市計画道路「江野川筋歩行者専用道」の延長上にあり、それと城北運河遊歩道の右岸(南側)を連絡する役割もあった。架設方法に、PCブロックを順番に重ねていくキャンチレバー形式を採用した本市では最初の事例でもある。構造全体が優美な曲線によって構成されており、昭和51年土木学会田中賞を受賞した。