小林墓地の六地蔵に癒される。
文禄三年の石仏の特徴
阪急沿線の住吉中学校近くに位置し、アクセスが良好です。
小林墓地の北西にある石仏は地蔵尊と共に並んでいます。
六地蔵の左端にある石仏は特に目を引く存在です。
小林墓地の北西に並んでいる六地蔵のうち左端にある1体を指します。文字は摩耗していますが、大型の石に彫り込まれた舟形地蔵の左横に「文禄三年/○○○○/二月吉日」とあるのが読み取れます。なお、文禄3年は西暦1594年であり、太閤検地が行われた年に当たります。2行目の「○○○○」については解説がなく、正確なところは不明ですが、辛うじて「○○禅門」と読めますので、故人(○○禅門)の追善供養のために作られたものでしょうか。現在は六地蔵として祀られていますが、作風に一貫性がないため、後世に寄せ集めて六地蔵としたような印象を受けます。案内板によれば、小林墓地内に室町時代の作と思われる無名の五輪塔が1基あるそうですが、墓域が広く、あまり整然と並んでいないこともあり、見つけることができませんでした。
| 名前 |
文禄三年の石仏 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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阪急沿線住吉中学校西側小林墓地の北西にある石仏、横には地蔵尊が並んでいる。