歴史を感じる銚子の宝、旧公正會舘。
旧公正會舘(旧銚子市公正市民館・公正図書館)の特徴
1926年に竣工された歴史的な社会教育施設です。
ヤマサ醤油当主濱口儀兵衛が建設した貴重な建物です。
銚子市の戦争遺跡として訪問する価値があります。
【旧公正會舘】旧公正會館は、1926年(大正15)4月10日竣工、同年4月12日開館の社会教育施設です。ヤマサ醤油株式会社10代目当主/口儀兵衛(濱口梧洞1874-1962)が中心となり、社会教育事業の経営を目的に設立した財団法人公正會によって建設されました。夜間中学公正學院と公正圖書館が設置され、講堂では各種社会教育活動が行われました。1945年(昭和20)、銚子市街地は空襲を受け、甚大な被害が出ましたが、焼失を免れた公正會舘は臨時病院として利用されました。現在この建物は、市内に現存するRC造(鉄筋コンクリート造)建築では最古のものと考えられています。1948年(昭和23)に財団法人公正會が解散すると、全施設が銚子市へと寄贈され、同年4月に銚子市公正館と改称、翌年9月22日に銚子市公正市民館及び公正図書館として開館しました。建物の外観は、車寄せ、柱飾り、階段、入口底、正面パラペットは人造石洗い出し、その他はモルタル刷毛引き上げで、簡素なセセッション(ウィーン分離派)風のデザインでまとめられています。古典様式の名残を落とし込んだモダニズムデザインは、建築当時の時代性や流行を感じ取ることができます。
ヤマサ醤油当主の10代目濱口儀兵衛が夜間学校として大正15年に建設。戦後は銚子市に寄贈され公民館として利用されています。
渋い年季の入った歴史を感じる建物です。
外観は歴史のある建物で素敵です。
歴史のある外観が素敵な建物です。
銚子市 戦争遺跡 で検索して出てきたので、行ってきました。終戦の一ヶ月前に、銚子市内が米軍に爆撃されたときの、市民の臨時病院に使われた記載があり、爆撃に耐えて残っているようです。戦前の、昭和時代のおもむきがある建物で、古くて内部は暗いようですが、シルバー人材センターの看板がかけられています。お隣に図書館がありますが、10台分の駐車場がありますが、工事中でした。米軍がこんなに海沿いの町を爆撃するほど、銚子市を警戒していたかと思うと、爆撃に遭われた当時の市民の方々の心情を残す「戦争遺跡」とも思えますので、耐震補強工事をされて次世代に伝えてほしい建物ですね。
ヤマサ醤油の建物で銚子の為に今は使われている!
名前 |
旧公正會舘(旧銚子市公正市民館・公正図書館) |
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ジャンル |
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電話番号 |
0479-22-0340 |
住所 |
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HP |
https://www.city.choshi.chiba.jp/edu/sg-guide/page2101_00015.html |
評価 |
4.2 |
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ヤマサ醤油当主を中心に大正15年に作られた社会教育施設。その後銚子市に寄贈され図書館などに。素晴らしい理想を象徴するような端正な佇まい。道を挟んだ正面はヤマサ醤油の本社です。