苔のこけ地蔵を訪ねて。
天下原の石棺仏(こけ地蔵)の特徴
家形石棺の蓋石を使った、今にもこけそうと思える姿が独特です。
こけ地蔵は正岸寺の井戸や蘆屋道満の伝承に由来し、歴史を感じさせます。
札名の看板がある場所に隠れた存在感があり、訪れると新たな発見があります。
こけ地蔵は転けるからきている苔ではない正岸寺の井戸からから蘆屋道満の一つ火が京都に向かう途中にこの地蔵にあたって倒したという伝承がある道から少し入ったところに札名の看板がおるはじめてきたときわからず素通りしてしまった。
少し分かり難いですが、地図の通りの場所です。小さな木製の小屋の隣の細い小道の突き当たりにあります。椿や桜、南天の木に囲まれて、思ったよりしっかりこけていました。
名前 |
天下原の石棺仏(こけ地蔵) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.7 |
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家形石棺の蓋石を使用した石棺仏で、今にも「こけそう」な姿でありながら周りの木々で支えられているようにも見えます。陰陽師である芦屋道満が住んでいた正岸寺付近の屋敷の井戸から式神の火の玉を飛ばし何故かこの地蔵に当たり、倒れた地蔵を村人たちが起こすことから「こけ地蔵」と呼ばれるようになったようですが術式により道満の魂が都に飛んでいく際にこの地蔵に当たるから倒れるとの伝承もあるようです。加古川出身と言われている彼を調べると同じく陰陽師である安倍晴明のライバルで悪役扱いではあるものの実は庶民には親しまれていた人物であったとされています。石棺仏一つにもドラマがあると訪れるのが楽しくなります。関連性は少ないでしょうか同市には「国包の石棺仏(セイメイさん)」と呼ばれる石棺仏があります。伝承では安倍晴明の術がかけられているとされており、芦屋道満の式神(まはた魂)が都に行こうとするのを阻止するために術がほどこされたのでは?と考えると面白いかもしれません。また道満の居住地であり式神が出たという井戸がある正岸寺も距離的には遠くないので足を運ぶのもどうでしょうか?ここへは車で訪れましたが駐車出来そうな場所を事前に探す必要がありますのでそこは注意が必要です。