江戸時代のため池、六蔵池の歴史を体感!
六蔵池(釿ヶ谷池)の特徴
六蔵池は寛政十一年に造成された歴史あるため池である。
元左官業・井上六蔵によって生まれた池の由来が魅力。
静かな雰囲気の中で豊かな自然を楽しめる場所である。
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名前 |
六蔵池(釿ヶ谷池) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
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六蔵池(または釿ヶ谷池とも呼ばれる)は、江戸時代の寛政十一年にこの地で生まれた元左官業・井上六蔵と呼ばれる人物により一人で造成を始めた「ため池」です。元が付くように家業であった左官屋を継ぎ活躍した後、息子に家督を継がせ隠居の身になります。そして幸せな日々を過ごせたことに対し、世の中に恩返しをしなければと考えるようになります。そんな折、この地で水不足で困っているところがあり、池を造れば貯水も出来るので造ればいいのですが多額の資金が必要で誰も手を挙げる者はいない中、井上六蔵は池を作ることを家族に提案しますが資金不足や隠居の身で関わる話ではないと却下されます。六蔵はあきらめきれず安政四年に「池を自分で造る」と宣言。以降一人で池を造成するために谷を掘り土を捨て土手を造り、大雨で崩れれば再び修復から始めるといった作業を毎日繰り返していきました。その姿を見た家族・村人も作業に協力するようになり、文久2年に完成しました。西暦で言えば(1857-1862)なので足掛け5年の大工事になったそうです。その後の池の修繕費の為に自分の田んぼ寄付したとのこと。現在は近代化改修がなされ、この池の携わった井上六蔵の功績をたたえたプレートが貼られていますが、このような過程でこの池が作られたそうです。なお、プレートには釿ヶ谷池(六蔵池)となっていますが、文献や詳細地図などを図書館等で調べた限りでは六蔵池と表記されているようです。またこの場所の評価が低めなのは素晴らしい功績のある池ではありますが非常に狭い(地元の方は普通に通行しますが)道沿いにあることなどを理由にしています。