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名前 |
江波漕伝馬保存会 |
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ジャンル |
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電話番号 |
082-231-4985 |
住所 |
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評価 |
4.5 |
御座船とは、天皇の御座する船を御座船と言う。厳島神社を建立した平清盛は篤く厳島神社を信仰し京都より、高倉天皇の行幸を仰いで御座をすすめ、管絃船で心を慰め申しあげた。天皇又はとくに高貴な方の行幸には船楽を奏してお迎えした。神社のご神体を戴き、船楽を奏した管絃船は、京都の池では箱船、川では川船が使用され た。厳島神社では、波浪や風に強い海船(関船、軍船 ) を三ばい並べて使用された。元禄 14 年 6 月 17 日 ( 旧暦 ) 名月の夜、厳島神社のご神体を戴いた管絃船は暴雨に遭遇し遭難、 附近に居合わせた広島市江波村の古川屋伝蔵という人が九州から千石船で帰る途中それに出くわし 千石船より伝馬船を下ろし若衆と救助に行き、附近にいた呉市阿賀村の鯛網船と力をあわせ管絃船 を救助した。これが厳島管絃祭の起源と言われる。翌年元禄 15 年 6 月 17 日から江波の漕伝馬と阿賀の船で毎年御座船をひくようになったという。 その後両替商で穀物問屋の満足屋森川調右衛門の船が難破したのを救助したので、それからその 返礼として厳島神社の管絃祭の前日本川を上り森川屋に伝馬船で挨拶に行き土足のまま座敷で歓待 を受けた。森川屋の無くなった現在は中国新聞社に挨拶に行き歓待をうける。