落歯塚の碑で歴史を体感。
落歯塚の碑(東金市指定史跡)の特徴
寛政9年に建立された江戸時代の石碑です。
中川忠英の歯が納められた小壺が存在します。
東金市の文化財として指定された史跡です。
寛政9(1797)年9月25日に江戸時代後期の旗本・中川忠英(1753~1830年)により建立され、東金市の文化財(史跡)に指定される『落歯塚の碑』、この石碑下には、忠英の歯が数個ほど小壺に納められていることを先住民の調査で確認しています。縄文時代(紀元前14000年頃~紀元前5世紀頃)に始まったとされる抜歯の習俗は通過儀礼(成人、結婚等)のひとつであり、寛政年間(1789~1801年)においても歯は自己の分骨として崇められ、脱落時には供養・作塚・建碑等の宗教的行事を伴って丁重に処置したとされます。一般的に落歯塚や歯塚の存在は稀であり、千葉県においては、鹿野山神野寺にある俳人・高浜虚子(1874~1959年)の歯塚と第六山要本寺のこの落歯塚の2基だけとされ、非常に価値のある塚です。
| 名前 |
落歯塚の碑(東金市指定史跡) |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
3.0 |
| 住所 |
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落歯塚(らくしづか)なる石碑を初めて目にしました。東金市小沼田にある要本寺の境内墓地に立っています。当時の代官 中川忠英の歯が碑下に納められているそうす。歯塚は千葉県内にもう1基あるようですが、とてもレアなものだと思います。参考までに横の解説板の写真を載せました。碑文は全て鮮明で、忠英の官位と建立年月日が記されています。